575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

古都の寺夜を灯して春惜しむ    亜子

2013年04月22日 | Weblog
春の夜らしい雰囲気。行灯か何かの灯でしょうか?いいですね、と結宇さん。

選句は、ある意味で、句をどのように読むのか?を競うものかも知れません。
この句のように完成された句の場合は、書かれていない部分をどう読み取るのか?

晴代さんは、この句から桜を感じたそうです。
私はライトアップされた寺の伽藍などを思い出しました。
つまり文字のままにしか読めなかったわけです。

読み手の経験の蓄積と句がスパークした時に、句が立ち上がってくる。
素晴らしい読みが生まれるのでしょうね。
教えられることの多い句会でした。

今日から古都に行って、春を惜しんできます。
湖北を廻ってみます。桜がまだ見られるでしょうか?

                    遅足



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