575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

惜春の鳥のかたちをして眠る    遅足

2013年04月28日 | Weblog
背中の羽毛に首を埋めて熟睡。思うだに快眠です、と鳥野さん。

鳥の鳴き声は2種類あるそうです。
年中鳴いているのが地鳴き。そして、オスがメスに結婚を申し込む囀り。
囀りの上手なオスのほうが、メスにもてるそうです。
囀りの季節ももう終りに近づく夜。春を惜しんで眠る小鳥。
そんな鳥となってみたいという思いがあるのでしょうね。
地上に縛り付けられた運命を逃れたい。
夢の世界で自由に、という潜在的な願望かも。

歌会である方が「分からない歌は相聞だと思え」と。
確かに相聞と思って読み直すと納得する歌もあります。
句の場合もどうでしょう?

コメント
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