575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

春の使者か  鳥野

2013年04月02日 | Weblog
いつまでなのか、この不安定な気象。泣き言
が言いたくなる日々です。そんなか、健気に
循環を続けている自然界。
寒さに耐えて群生していたオオイヌノフグリ、
待ちかねていたサクラの開花、ナノハナの盛
り、・・・彩り溢れる春です。

ところで、イヌフグリとはなんと情けない名
付け。いち早く春の到来を告げる、瑠璃色の
この花を、俳人は

 ・ いぬふぐり星のまたたくごとくなり
               高浜虚子

 ・ いぬふぐり一花一花に深空あり
                 林翔

と詠んでいるのに。

人間の驕りか、ユーモアか。はかにもママコ
ノシリヌグイ、ジゴクノカマノフタ、ブタノ
マンジュウ・・・、ごめんなさいね。

 ・ 不平など一つも無いとイヌフグリ  鳥野



コメント (1)
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