575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

妖怪も出ずらくなりし冬座敷  狗子

2016年02月07日 | Weblog
妖怪とは?思い出されるのが東北の座敷童子。
童子が棲みつくと、運が開けるとされていたそうです。
妖怪が棲むためには、闇の世界が不可欠です。
闇を失った現代の座敷には出ずらくなったのでしょう。

その代わりに登場したのが、座敷猫。
三毛猫は、江戸の昔から座敷猫として愛されてきました。
また、座敷犬の狆も江戸城の大奥に飼われていました。
現代では、大型の座敷犬も珍しくありません。
ますます妖怪の出番はなくなりました。

  竜馬らの現れさうな冬座敷   杉江茂義

           

今朝は青空。遠く御嶽が見えます。真っ白です。
庭の紅梅もちらほらと。日射しは春です。
                    遅足


コメント
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