575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

平和凧たぐり寄せたる細き糸   郁子

2016年02月08日 | Weblog
自由題で最高点を獲得した句。
作者の祖父は、新聞人の桐生悠々さん。
戦前に、新聞社の主筆として健筆とふるいました。
「関東防空大演習を嗤ふ」という記事で軍を批判。
これに対して、在郷軍人会が反発。新聞の不買運動に発展。
主筆を追われる結果となりました。

空襲にバケツリレーでは対応できないことを指摘。
常識的な主張も時代の声に呑まれていきました。

平成の今、政権を批判する沖縄の新聞をつぶせという声が。
テレビの世界でも、安倍さんの政治手法に批判的な
3人のキャスターが番組を降ろされようとしています。

戦争は二度としない、と誓った憲法が危機に。
平和を、という声も次第に大きくなっています。
高く揚がる凧は細い糸でしっかりとつながっています。

             

昨日は北朝鮮がミサイルを発射。
日本列島は大騒ぎだったそうです。
私は知らぬが・・・と、
のんびり早春の杜を散歩していました。
今日は誕生日。
世の中が平穏でありますように。  遅足





コメント (1)
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