575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

「菠薐草」句会近づく  遅足

2016年02月10日 | Weblog
節分、立春と時は流れ、もう2月の句会です。
今回の題詠は「菠薐草」です。
「寒締めちぢみほうれん草」という新種も店頭に。
寒さに耐え、甘味が増したほうれん草とのこと。
確かに甘味があります。

この季語、意外と手強くて、なかなか手が出来ません。

そこで例句を調べてみました。
まず、ほうれん草そのものを詠んだもの。

  不可もなし可もなし菠薐草甘し  星野麥丘人

ほうれん草を食べる人間に焦点を当てた句。

  金婚夫婦小鳥となれり菠薐草   山本嵯迷

調理している様子を詠った句。

  巡視船菠薐草を茹でてをり  安川掴雲

  ジャズ唄ひ乍ら菠薐草洗ふ  樋口玉蹊子

         

三寒四温の寒の今朝。霜がお向かいの屋根に。
この寒さを耐えて甘くなるものは多くあります。

句会には、どんな菠薐草の句が登場するのか?
楽しみです。             
               遅足


コメント
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