575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

春の闇湯から首だす山頭火   遅足

2016年02月26日 | Weblog
山口県の湯田温泉に行ってきました。
温泉を発見したのは傷ついた白キツネ。
街のあちこちには可愛らしいキツネの石像が。

室町時代のこの地を治めたのは大内氏。
その掟には、「夜半に湯田の湯に入ること」と
あったそうです。
そのころから有名な温泉だったんですね。

山口は、詩人・中原中也の生まれたところ。
散歩道には詩碑がありました。
その横にこんな句碑も。

  ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯

漂泊の俳人・山頭火の句でした。
彼は、山口県・防府市の生れ。
湯田の温泉にも、よくやってきたそうです。
宿の各部屋にはかけ流しの露天風呂があり、
湯田の湯を楽しみました。

写真は、新山口駅にある山頭火の銅像です。

コメント
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