575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

4月句会の最終結果です。  遅足

2017年04月22日 | Weblog
立雄さんの選句をいただきました。
最終的な結果です。

題詠「四月馬鹿」
①此処かしこ夢二の女や四月馬鹿(等)結宇
②本心が見え隠れする万愚節(麗子)静荷・晴代・すみ・立雄
③違和感の広がりていく万愚節(郁子)
④肌きれいと言われたその日万愚節(晴代)能登・遅足・麗子・狗子・すみ・亜子・立雄
⑤毎日が四月馬鹿なり母老いて(佐保子)亜子・狗子
⑥エイプリルフールこの世へ覚めぬ夢(遅足)等
⑦店頭に風の缶詰四月馬鹿(亜子)結宇・能登・佐保子・等・遅足・静荷・晴代・郁子
⑧手をつなぎ逆向き歩行四月馬鹿(立雄)佐保子
⑨無駄飯を笑ひ飛ばして四月馬鹿(静荷)郁子
⑩四月馬鹿結婚記念日としました(すみ)能登・等・遅足・静荷・麗子・狗子・晴代・郁子
⑪孫の嘘騙されたふり4月馬鹿(能登)結宇・佐保子・すみ・亜子・立雄
⑫四月馬鹿沙翁のフールも赦されむ(ゆるされむ)(結宇)
⑬外人のハグ勘違い四月馬鹿(狗子)

自由題
①万緑を目指して登る駅階段(能登)等・狗子
②若画きの桜も毀る(こぼる)智積院(ちしゃくいん)(結宇)
③ふるふると揺れる夜桜白く冴え(すみ)麗子・郁子
④春風に乗って改札友来る(麗子)結宇・能登・等・狗子・晴代・すみ・郁子・立雄
⑤散る桜鼻腔の奥に在る記憶(郁子)能登・遅足・静荷・麗子・晴代・立雄
⑥古九谷の皿に散りたる釉の花(等)佐保子・遅足・亜子
⑦父の死ののちの母の日柿の花(遅足)結宇・佐保子・静荷・亜子・立雄
⑧花の街いつもと違ふ道のぼる(佐保子)能登・麗子・狗子
⑨なほ縮む八十路の背丈山笑ふ(亜子)結宇
⑩花万朶日本に生れてよかったね(静荷)
⑪老残の髪刈る音ヒヤシンス(立雄)佐保子・等・亜子・郁子・晴代
⑫朝まだき花を散らすかこぬか雨(晴代)
⑬鴨引いて主の顔する川鵜かな(狗子)遅足・静荷・すみ

次回は5月17日(水)午後1時20分  
愛知芸文センター12階・催事室Ⅾ(アートスペースⅮ)です。

題詠は「若葉」です。樟若葉・柿若葉・若葉雨などでもOKです。
コメント
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