この句のキイ・ワ-ドは「水脈」。
「すいみゃく」と読めば、地中を水が流れているみち。
あるいは、舟が通るみちを意味します。
「みお」と読むと、海・湖・川で、流れの作用で
底がみぞのように長く深くなった部分。船の水路になります。
そこから、船の通ったあと、航跡を意味します。
この句では、「みお」と読み、航跡という意味で使われています。
川の流れの中に立って魚を狙っている鷺。
その脚を舟に見立てて、水脈を曳く、と詩的に表現した句です。
じっと魚をねらって立ち尽くす鷺。
晩夏の光のなかの鷺はシルエット。
足元の水脈がキラキラと輝いています。
映像のしっかりした美しい晩夏の句です。 遅足
「すいみゃく」と読めば、地中を水が流れているみち。
あるいは、舟が通るみちを意味します。
「みお」と読むと、海・湖・川で、流れの作用で
底がみぞのように長く深くなった部分。船の水路になります。
そこから、船の通ったあと、航跡を意味します。
この句では、「みお」と読み、航跡という意味で使われています。
川の流れの中に立って魚を狙っている鷺。
その脚を舟に見立てて、水脈を曳く、と詩的に表現した句です。
じっと魚をねらって立ち尽くす鷺。
晩夏の光のなかの鷺はシルエット。
足元の水脈がキラキラと輝いています。
映像のしっかりした美しい晩夏の句です。 遅足