575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

夜の秋赤子に乳首かむ力   遅足

2017年08月22日 | Weblog
あすなろ句会に出した一句です。季語は夜の秋。
夏の終わり、まだ秋は来ていないが、夜には秋らしい気配が。
季節の変わり目の繊細な感覚を捉えた季語です。

取り合わせに、乳を飲む赤子の姿。
まだ生まれたばかりと思っていた母親。
乳首をかまれた痛さにびっくり。
もう歯が生えようとしているのです。
そんな我が子の成長に驚いています。

季節は夏から秋へ。衰える方向へ。
赤子のごくささやかな成長の証。
その対比が良いという評を頂きました。


コメント
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