先日、奥さんと一緒に富山へ行ってきました。
目的は、観光にあらず、未来短歌会のシンポジューム。
今年のテーマは「家族詠の現在」
短歌の世界で家族がどのように詠まれているのか?
介護・男子による子育て・家族と暴力など・・・
佐伯裕子さんら4人の歌人が活発な討論を。
私が一番びっくりしたのは次の歌です。
吾児の歯を真先に知る乳首羨し南瓜(バターナッツ)を裏漉ししつつ
奥さんが子供の歯が生えるようよ、と作者に告げました。
女性のような乳房のないことを残念に感じたという歌。
産まない性であることをマイナス・イメージでとらえる感覚。
思わず「うーん」と考え込んでしまいました。
作者は黒瀬珂瀾さん。(現在NHK短歌の選者)
黒瀬さんの歌を紹介した高島裕さんの歌。
一滴の乳を生(な)さざる男の身寂しきままに梅も過ぎたり
同じ虚しさを詠っています。
みなさんはどのように思われます?
富山は城下町。路面電車の走る街。
美味しい食べ物にめぐりあう街。
もう一日滞在したいと思わせる街でした。
目的は、観光にあらず、未来短歌会のシンポジューム。
今年のテーマは「家族詠の現在」
短歌の世界で家族がどのように詠まれているのか?
介護・男子による子育て・家族と暴力など・・・
佐伯裕子さんら4人の歌人が活発な討論を。
私が一番びっくりしたのは次の歌です。
吾児の歯を真先に知る乳首羨し南瓜(バターナッツ)を裏漉ししつつ
奥さんが子供の歯が生えるようよ、と作者に告げました。
女性のような乳房のないことを残念に感じたという歌。
産まない性であることをマイナス・イメージでとらえる感覚。
思わず「うーん」と考え込んでしまいました。
作者は黒瀬珂瀾さん。(現在NHK短歌の選者)
黒瀬さんの歌を紹介した高島裕さんの歌。
一滴の乳を生(な)さざる男の身寂しきままに梅も過ぎたり
同じ虚しさを詠っています。
みなさんはどのように思われます?
富山は城下町。路面電車の走る街。
美味しい食べ物にめぐりあう街。
もう一日滞在したいと思わせる街でした。