575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

縄文の風に吹かれて蓮めぐり  麗子

2017年08月30日 | Weblog
季語は蓮。「はちす」とも読みます。夏の季語です。
「蓮見」という傍題もあります。

この句は、花を見ようと、あちこちの蓮池を訪れた様子を詠んでいます。
どんな状況かと言えば「縄文の風に吹かれて」。
きっと縄文に縁のある場所、縄文遺跡に近い蓮池ではないでしょうか。

いま一つの読み方は、蓮そのものから縄文の風が、というもの。
戦後まもなく千葉県の縄文遺跡から発見された2000年前のハスの実。
その実は発芽し、見事に古代の花を咲かせました。
発見した人の名前をとって「大賀ハス」と呼ばれています。
この大賀ハス、今では日本各地で見られます。

この句は、八ヶ岳山麓の井戸尻遺跡公園でつくったそうです。

写真は大賀ハスです。(遅足)



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