半跏思惟の仏像の指先に春の寒さを感じ取った作者。
身の引き締まるような余寒のなか、
その指先はかすかに震えていたのかもしれませんね、と亜子さん。
国宝弥勒菩薩はあまりにも有名、広隆寺の仏が連想されすがすがしい気分になった。
凛として張り詰めた冷気の中で、この世の中のあれこれを憂いているのだろうか。
と、千香子さん。
京都・広隆寺の半跏思惟像。不思議な魅力のある仏像です。
「知」というものを目に見えるかたちにすると
こういうものになるのか、とも思いました。
この句を読んだら、また行ってみたくなりました。遅足