コロナウイルスの流行で世界が混乱、亡くなった方もでています。
さすがに俳句の世界にも大きな影響が及んでいます。
さてどの句が風に乗るのでしょうか?
題詠「摘草」
①初めての摘草をする小さな手
②摘草やマニキュアの指黒く染む
③摘み草や名無しの鳥の夕餉まで
④膝をつき草摘む妻や沖に船
⑤気がつけば暮色の中に草摘めり
⑥あの土手へ一足飛びや土筆摘み
⑦東には雪の御岳野蒜つみ
⑧摘み草を 飾る酢飯の 宴かな
⑨摘草で編んだ冠お姫様
⑩芹摘むと細き流れへ母屈む
⑪摘草や 大地に還る 友ありて
⑫図鑑ずしり摘んだ草の名小花の名
⑬フクシマの野の蓬摘み何時のこと
⑭摘草の土手の少女の笑い声
⑮摘草の年寄り土手に生き生きと
⑯縄文の指しなやかに蕨摘む
⑰摘草を思えどカラスのエンドウばかり
自由題
①癖のある文字の葉書や春深し
②春寒し猫いっぴきの通学路
③吾呼びて水に顔出す春の鯉
④風花を飛びつつ鵯の啄めり
⑤だしぬけにポトリと言って落椿
⑥早春の伊吹山今動かんとす
⑦春の宵暗くて深い河渡る
⑧ウイルス禍洗う手より春流れゆく
⑨鶯に 笑み浮かべるや 道祖神
⑩春の音コロナに消され寂しかな
⑪駆け足で落ちる点滴春夕焼け
⑫ミシン止め 眠気誘<いざな>う 初音かな
⑬眼下には不穏な地上春愁
⑭春告げ鳥乾び(カラビ)ザクロを縁枝(ユカリエダ)
⑮白ブルーピンク混じりてモネの春
⑯草萌えや転び上手の襁褓(むつき)の子
⑰春なれどパンデミックの寒き風
さすがに俳句の世界にも大きな影響が及んでいます。
さてどの句が風に乗るのでしょうか?
題詠「摘草」
①初めての摘草をする小さな手
②摘草やマニキュアの指黒く染む
③摘み草や名無しの鳥の夕餉まで
④膝をつき草摘む妻や沖に船
⑤気がつけば暮色の中に草摘めり
⑥あの土手へ一足飛びや土筆摘み
⑦東には雪の御岳野蒜つみ
⑧摘み草を 飾る酢飯の 宴かな
⑨摘草で編んだ冠お姫様
⑩芹摘むと細き流れへ母屈む
⑪摘草や 大地に還る 友ありて
⑫図鑑ずしり摘んだ草の名小花の名
⑬フクシマの野の蓬摘み何時のこと
⑭摘草の土手の少女の笑い声
⑮摘草の年寄り土手に生き生きと
⑯縄文の指しなやかに蕨摘む
⑰摘草を思えどカラスのエンドウばかり
自由題
①癖のある文字の葉書や春深し
②春寒し猫いっぴきの通学路
③吾呼びて水に顔出す春の鯉
④風花を飛びつつ鵯の啄めり
⑤だしぬけにポトリと言って落椿
⑥早春の伊吹山今動かんとす
⑦春の宵暗くて深い河渡る
⑧ウイルス禍洗う手より春流れゆく
⑨鶯に 笑み浮かべるや 道祖神
⑩春の音コロナに消され寂しかな
⑪駆け足で落ちる点滴春夕焼け
⑫ミシン止め 眠気誘<いざな>う 初音かな
⑬眼下には不穏な地上春愁
⑭春告げ鳥乾び(カラビ)ザクロを縁枝(ユカリエダ)
⑮白ブルーピンク混じりてモネの春
⑯草萌えや転び上手の襁褓(むつき)の子
⑰春なれどパンデミックの寒き風