575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

石蹴りの石の声聞く春隣  遅足

2020年03月05日 | Weblog

石の声 という言葉が題詠の中で、唯一現実にはないもので、あれこれ考えました。
どんな声だろう、そう考えるところに意味がある俳句なのでしょうか?と千香子さん。

とてもいい質問です。
殿様の先生の「意味不明。石の音とすれば加点。20点」も同じような疑問だと思います。

石の声、とは擬人法です。
声とすることで作者は石と対話ができるようになりませんか?
石蹴りをして遊んだ子供のころに帰って・・・。

石の音、としても、音を聞きながら昔を回想するということは可能。
擬人法はどうか?という考えもあります。

季語は生かされていると思います。
いま気づいたのですが、この句「聞く」は必要でしょうか?
コメント (1)
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