石の声 という言葉が題詠の中で、唯一現実にはないもので、あれこれ考えました。
どんな声だろう、そう考えるところに意味がある俳句なのでしょうか?と千香子さん。
とてもいい質問です。
殿様の先生の「意味不明。石の音とすれば加点。20点」も同じような疑問だと思います。
石の声、とは擬人法です。
声とすることで作者は石と対話ができるようになりませんか?
石蹴りをして遊んだ子供のころに帰って・・・。
石の音、としても、音を聞きながら昔を回想するということは可能。
擬人法はどうか?という考えもあります。
季語は生かされていると思います。
いま気づいたのですが、この句「聞く」は必要でしょうか?