575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

縄文の 指しなやかに 蕨摘む

2020年03月29日 | Weblog


「縄文の 指しなやかに 蕨摘む」

「摘み草」
現在は山野草の盗採にも抵触します。
また、若年層にとっては古典文学の語句。

作者は縄文時代にタイムトリップ。
そして、3,000年前の描写を詠みあげています。
発想の飛躍の大胆さと精緻な構成に拍手。
縄文人の体温が伝わる巧みな一句。


4月の題詠は「風光る」です。
風光るとは、春風が光り輝くように感じられ
春の喜びや希望を吹く風に託した語句。
ちなみに「光る風」「風かがやく」「光風」
「風眩し」なども含まれます。

*例句
「風光る サンドウィッチの 耳硬く」 富安風生

上記の富安風生は豊川市の出身で友人の曽祖父。
自宅に観光バスが来るそうです。
句碑や遺稿は数多。しかし、友人は俳句は詠まず
紺屋の白袴といった感。


遅足氏の代筆にて駄文お許し願います。<殿>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする