今週いっぱい秋日和が続きそうです。秋の空が澄み渡り、今日のように晴れて穏やかなお天気の日には自転車に乗りたくなりますね。枕木の残る自転車道。廃線となって新たな利用方法になったのでしょう。秋日和にさわやかに自転車をこぐ疾走感や解放感が感じられます。とても気持ちのいい句だと思いました。
頂いたコメントです。
等さん:鉄道を撤去したあと、枕木が積んである自転車道を、秋風とともに行く自転車の群れ、爽やかな秋風景です。
亜子さん:◎の句。枕木が残るのはかつて単線が走っていた線路。今は廃線となり自転車道になっている。山が迫る周りの田園風景なども目に見えるよう。
★★★
ところで「枕木」ってなんだか心惹かれる言葉ですね。規則正しく一定の間隔で敷かれ、レールを固定する力持ち。ガタンコドンという音も枕木のなせる技でしょうか?郷愁に通じるようなどこか懐かしい存在。廃線となっても残る落ち着き。過疎化の中、そんな枕木の存在と自転車道の爽快感が秋日和にマッチしたのだと思います。
最後に枕木の俳句をひとつご紹介します。
山国の枕木きしむ秋の声 伊藤翠