鵙<もず>といえば、捕食した餌を小枝などに突き刺しておく「速贄」<はやなえ>という習性で知られています。実は、速贄する理由について鳥類学の教授に尋ねたことがあります。しかし、餌の備蓄、生息域<テリトリー>の目印など諸説あるとの弁。また、速贄を見かけるのは秋が深まってからという印象があります。しかし、関東地方で鵙が山地から降りてくるのはまだ残暑厳しい9月頃。落葉していないので速贄が目立たないだけとのこと。ちなみに、独特の鵙の高鳴き。拙句のように日没を惜しんでのことではなくテリトリー誇示との由。
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