岸本尚毅さんの「生き方としての俳句」を読んでいます。
岸本さんは、俳人で、虚子の研究者としても有名。
虚子の「花鳥諷詠」について、こんな風に書いています。
この一生にどんな意味があるのか。
虚子は、こう答えるでしょう。
人の死は花の開落や鳥の去来のようなもの、
無意味なことや不可解なことの一切は
宇宙の摂理である、と。
花鳥諷詠とう言葉には、このようなメッセージが
込められています、と。
大寒の句は、最初、ちょっと酷い句じゃないかな?と
思いましたが、「無常観」は「無常感」とは違う。
この句は無常観を表している、と思うようになりました。
昨日、大先輩が亡くなられました。
年賀状を頂いていたので、まさか・・・と。
大先輩は、無常観を教えて下さったのかも。
とてもお世話になった方です。
こころよりご冥福をお祈りします。 遅足