少々お待たせしました。
中日歌壇への、松田宗匠の登場です。
・ 神島を右舷に見つつ外洋へいま紺青の黒潮に
乗る
選者小島ゆかりの評。「船の動きが、ダイナミック
にあざやかに表現された」
鳥羽から伊良湖岬への旅だったのか。途中の伊良湖
水道は潮流が激しく、岩礁の多い難所。
余程の好天でも、船はよく揺れて大方は気もそぞろ
です。
そんななか、作者は、最も激しい神島沖辺りでも、
透徹した眼で、潮の色目の変化を見ています。
・ 潮騒に伊良湖の島辺へ漕ぐ舟に妹乗るらんか
荒き島廻を
万葉集巻一に見える、柿本人麻呂の歌を思い出しま
した。
中日歌壇への、松田宗匠の登場です。
・ 神島を右舷に見つつ外洋へいま紺青の黒潮に
乗る
選者小島ゆかりの評。「船の動きが、ダイナミック
にあざやかに表現された」
鳥羽から伊良湖岬への旅だったのか。途中の伊良湖
水道は潮流が激しく、岩礁の多い難所。
余程の好天でも、船はよく揺れて大方は気もそぞろ
です。
そんななか、作者は、最も激しい神島沖辺りでも、
透徹した眼で、潮の色目の変化を見ています。
・ 潮騒に伊良湖の島辺へ漕ぐ舟に妹乗るらんか
荒き島廻を
万葉集巻一に見える、柿本人麻呂の歌を思い出しま
した。