今年の手稲山はニワゼキショウの花が豊作です。
「北海道の野の花」北海道新聞社を見ると、この花がアヤメ科ニワゼキショウ属
ニワゼキショウ(庭石菖)として載っています。
一方全国版である「日本の野草」山と渓谷社では、この花がニワゼキショウなのです。
まったくの別物、素人は悩んでしまうのです。
そこでいろいろと調べてみると、ニワゼキショウには次の四種類あることが解りました。
① ニワゼキショウ (庭石菖) 山と渓谷社のこの写真
② オオニワゼキショウ (大庭石菖) 写真無
③ ルリニワゼキショウ (瑠璃庭石菖)
別名 アイイロニワゼキショウ (藍色庭石菖) 写真無
④ ヒトフサニワゼキショウ (一房庭石菖)
「ヒトフサニワゼキショウは、ルリニワゼキショウよりももっと紫っぽくて花びらの
縞模様がはっきりしている」とあるから、これはヒトフサニワゼキショウではないでしょうか。
先日29年ぶりに登ってきた駒ヶ岳の中腹、ビッシリと唐松林に覆われています。
ここで札幌近郊に住む者にとっては珍しい物を発見しました。
函館山なんかで良く見かける日本在来種のミヤコグサ(都草)です。
こんな所まで進出してきたのですね。
此方は手稲山の中腹に生えている外来種のセイヨウミヤコグサ(西洋都草)です。
札幌近郊でミヤコグサは、ただ単に見たことないだけかも知れませんが、
未だ見たことない。
これは恵山の向かいにある海向山への登山道、コナラ(だと思う)・サラサドウダン
などの疎林に下草がほとんど無い林床、まるで本州の雑木林の中を歩いている
ような錯覚に陥りました。
渡島半島南部の植生は北海道的ではない。
今時の蝶:タテハチョウ科 イチモンジチョウ