古代ギリシャの哲学者アリストテレスは「時間とは運動の前後を計測した数である」とのべました。
エントロピーの概念が無かった時代ですから、これはこれで正しい。
「運動の前後」とは「物事の変化」ですから時間は現在から未来 (t) だけでなく過去へ (-t) 流れてもかまわない。
運動方程式の t には二乗が付いているので、時間を反転させた (-t) であっても形は変わりません。
すなわちオオウバユリの種の抜け殻が、春の芽生えになってもいいのです。
いいのですが、ここでエントロピー増大の法則を持ち出すと長くなるので、今日はここまで。
崩れかけた石垣、これならより具体的に時間の流れが見えるかも、いいかげんなカメラで撮りました。