人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

ホワイトアウトとブラックアウト

2023年02月27日 | 自然観察

昨日の日中に窓の外を覗いてみたらこんな状態、ホワイトアウトです。

でも視界がまだ20m~30mは有りそう、地吹雪によるホワイトアウトでは視界がほぼ0mになります。

冬の怖さは色々あるが、車の運転中にホワイトアウトに巻き込まれるのが一番怖い。

 

ブラックアウトで何も見えない?いえよく見て下さい何か写っています。

月も星も無い夜の森の中の写真です、何も見えないのは恐ろしいことです。

 

感度を上げてみましょう、月や星が無くても夜空はそれなりに明るいのです。

数100km以内に都市が有れば、その光が散乱光(スカイグロー)となって夜空が明るくなります。

夜行性動物の目には、夜の森の中もこの様に見えているのかも知れない。


二月も下旬

2023年02月25日 | 日記

二月も下旬になると、朝日の昇る位置がだいぶ東へ寄ってきた。

昨年12月22日は冬至、冬至の日の出は122°、今月25日は102°、ちょうど20°東へ移動した。

国立天文台のホームページに、日の出日の入りその他の天文現象の一覧表があります。

 

二月も下旬とはいえ、雪雲が流れ込んでくると途端にこれ、先の見えない吹雪です。

 

雪の降らない国の人にとっては、吹雪の景色もまた珍しさなんでしょうがね。

小笠原諸島の夏の空です、こんな風景を眺めながら冷たいビールを飲みたいな。


おいしそうなウイスキーの木

2023年02月23日 | 今日の雑感雑記

小さな尾根の上に立つ一本のミズナラの木、六月上旬の新緑の頃。

ミズナラの木はブナ科の高木でカシワ(柏)の木との雑種もあるそうだ。

ミズナラの英名は  Japanese  oak  、東アジアの温帯林を代表する樹種。

oak  と言えばウイスキーの熟成用樽材、

呑み助はこの木一本で樽が幾つ出来るかなんて考えてしまいます。

昨今日本産のウイスキーが世界的に人気だそうです、

その要因は樽材に  Japanese  oak  を使用しているためとか。  


遠くに春の気配が

2023年02月20日 | 自然観察

雲間から射す陽射しが少し強くなったような気が・・・・・。

 

気温が高くなると、斜面を転がる雪玉がロール状になります。

こんなものにも何となく春の気配を感ずるようになりました。

 

写真ファイルの中に埋もれていたユリ科ヒメヤブラン(姫薮蘭)の写真です。

日本全国に分布するらしいが、北海道ではまだ見たことないな。


寄生植物

2023年02月17日 | 野の花山の花

二月も中旬、まだまだ雪は降ります。

 

クスノキ科スナズル、南西諸島と小笠原諸島の砂浜に分布。

 

自分自身も葉緑素を持つが、他の植物に寄生する寄生植物。

 

花の構造がクスノキ科の特徴とのことだが、良くわからん。

 

ヒルガオ科ネナシカズラ、日本全国に分布。

発芽したときは根を持つが、寄生植物にたどり着くと根が無くなるそうだ。

この場合はヨモギに絡みついているが、ヨモギに寄生しているかは分からない。

 

ヒルガオ科の花は、五枚の花弁が漏斗状、いわゆるアサガオ形になるもの。

ネナシカズラの花もアサガオ形と言えなくもない、それにしてもこれがサツマイモの仲間とは。

 

ハマウツボ科ハマウツボ、日本全国の海岸の砂地に分布する。

主としてカワラヨモギに寄生する葉緑素を欠いた寄生植物。

 

ハマウツボの花、花と花柄と茎の区別が分かりません。

 

ハマウツボ科ナンバンギセル、日本全国に分布する。

 

イネ科植物に寄生するが、この場合はススキに寄生していた。


カメラと写真と植物の話

2023年02月14日 | 写真

デジタルハリネズミ4.0の埃を払い取り出したついでに近所の公園で一枚撮ってみた。

撮像素子が小さいため、ダイナミックレンジの幅が狭くすぐに白飛び黒潰れが発生します。

明暗差の大きい雪景色の場合、光量の少ない曇天の方が「普通の写真」的に撮れます。

もっともデジハリは、普通に撮っても普通でない写真が撮れるところに価値があるのですが。

 

モニターの壁紙を変更しようと色々と探していたら、こんな写真が出てきた。

オッ!と思ったのは、この写真7,000円也の対角魚眼レンズで撮った写真だからです。

 

それがこのレンズとカメラ、ずいぶん昔のものですが7千円の割にはよく写ります。

 

ナス科の花の写真がもう一枚出てきた、でもよく見るとこれトマトの花ですよね。

 

サツマイモの花が咲いていた、と思ったらホシアサガオの花でした。

 

クスノキ科スナズル、これがあの似ても似つかぬクスノキ(楠)の仲間だとどうして分かるのでしょう。


ナスの花

2023年02月10日 | 野の花山の花

ハンノキの小枝の一輪挿し、何も無い雪の中では撮る物は光と陰だけ。

 

ナス科イヌホオズキ、名前にイヌが付くのは似ているが違う・食えない・役に立たないの意味。

 

ナス科センナリホオズキの花、道端の雑草で帰化植物。

 

ナス科センナリホオズキの実、形はホオズキの実だが小さくて食べ応えが無い。

 

ナス科フサナリツルナスビの花、南米原産のつる性多年草帰化植物。

このナスの実は見たことないが、赤く小さな実が房状に付くらしい。


街明かりと宵の明星

2023年02月08日 | 自然観察

昨日の南西の空、銭函天狗山の上に-3.9等まで明るくなった金星が宵の明星となって輝いていた。

金星に光芒が出てしまった、寒いのでレンズが曇ったかも知れない。

雪の山肌を照らすのは街明かりです、月の無い夜には銭函天狗山の頂上で新聞が読めるかも。

日本人の約70%は、空が明るくて天の川が見られない地域に住んでいるとか。

残りの30%は山間へき地や離島に住んでいる人達なんだろう。


デジタルハリネズミ 4.0 の世界

2023年02月06日 | 写真

楽天市場にこんな物が出品されていた、

デジタルハリネズミ4.0が128,000円だって、冗談でしょ。

 

私も持っている、七年前に17,000円で購入した、それでも高いと思った。

今では内蔵電池がヘタッてしまい、モバイルバッテリーを繋がないと電源が入らない。

 

吹雪の街、ほとんど明治時代初期の写真だ。

 

雪の中の電車、ホワイバランスなんて何の話だ。1:1にトリミング。

 

電線のある風景、ダイナミックレンジが極端に狭い。

 

風景写真、白飛び黒潰れは当たり前。

 

木のある風景、これ一応カラー写真です。

 

夕焼雲、ただの夕焼雲もデジハリ4.0で撮るとこうなります。

 


これはコトブキギクかハキダメギクか

2023年02月05日 | 野の花山の花

これはコトブキギク(寿菊)でしょうかハキダメギク(掃溜菊)でしょうか。

葉の形や立ち姿の写真が無く、花だけでは北海道の人間には区別がつきません。

同じキク科の帰化植物なのに、寿菊と掃溜菊ではなんというネーミングの差か。

2020年12月に下地島の道端で撮りました。

知らない花を撮るときは、全体の立ち姿も撮っておくべきですね。

 

これはキク科ゴボウの種です、キンピラゴボウにするあのゴボウの野生化したもの。

私も何処か南の方の島で帰化人間になりたい、雪と寒さはもうイヤだ。

今日から札幌雪祭りやっています。