人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

与那国島を後にして

2007年06月17日 | 島旅:与那国島

Photo_748

 日本国最西端に沈む夕陽を見るべく、滞在中は毎日クブラバリの有る丘へ通ったがこれが限界だった。水 平線上には常に雲が掛かっており、これ以上沈めばまた雲の中へと入ってしまう。台湾が年に数回しか見えない のも納得できる。黒潮がいかに多くの水蒸気を大気中に供給しているのか、日本の気候風土の原点を見た気 がする。日本列島に多くの恵みをもたらす黒潮は、まず一番にこの与那国島を包み込み北上する。

Photo_749

 久部良港を出港するフェリーよなくに。この便は、土曜日に石垣島を出て月曜に与那国を出港する。多くの 観光客は二泊の滞在の後、この船で石垣島へ帰るため出港後は島内がガランとする。

Photo_750

 与那国空港は滑走路が延長されたため、このような中型ジェット機の運航が可能になった。私はこの飛行機 で石垣島へ戻り、その日の内に那覇から南大東島へ移動した。南大東島は今回の旅の予定には入っていな かったが、なぜか無性に行きたくなって急遽キップを手配した。与那国島⇒石垣島⇒那覇⇒南大東島⇒那覇 の飛行機代が何と73,300円である・・・ゲッ!高い~。ANAの旅割で新千歳空港~石垣島までが35,300円だ ったのに。近畿日本ツーリストのカウンターの彼女が「高っかいですね~!」売っている本人が驚くんじゃない のって。てなわけで明日からは南大東島からの写真を掲載します。


与那国島の何でもかんでも最西端

2007年06月16日 | 島旅:与那国島

 与那国島の久部良には、日本最西端の○○が沢山有る。確かにそう言われれば、電信柱でもマンホール の蓋でも日本最西端の○○には違いないが。これは日本最西端の店大朝商店。

Photo_743

 日本最西端の宿はいどなん、ここに泊まった。

Photo_744

 日本最西端の郵便局、与那国郵便局 久部良分室、ATMが有る。

Photo_745

 日本最西端の中学校、久部良中学校。

Photo_746

 日本最西端の信号機、必要無いが学童教育の一環として設置してある。

Photo_747


アダンの実

2007年06月15日 | 島旅:与那国島

 琉球列島何処へ行っても生えているのがアダンの木です。アダンの実を見ると、やっぱ南国へ来たんだなぁ ~と実感します。一見するととっても美味しそうに見えるのですが、食べた人によると「タワシを食べている感 じ」がするそうです。こんな物を食べるのはヤシガニぐらいなものです。でも今回はそのヤシガニを食べ損なっ た、とっても美味しいらしいのですが。

Photo_741

Photo_742


与那国島の最西端

2007年06月14日 | 島旅:与那国島

Photo_730

 何度も見たからもうよいですと、ハイハイでは次へ。

Photo_731

 では裏側を見たことありますか。

Photo_732

 これが本当に本当の日本国領土の最西端です。真っ直ぐ南下すれば、ルソン島東部・ミンダナオ島西部・オ ーストラリア大陸の西部です。シドニーから北上すればウルップ島なんですね。OZ達が時差が無いからと言っ て、北海道のニセコへ集まって来るわけだ。

Photo_733

 台湾が見えるんじゃないかと双眼鏡を覗いているバカな旅人、私のことです。本当は年に数回しか見えない らしい。与那国空港の待合室に飾ってある写真を見れば、目の前一杯にドッカーンと見えるようだ。100km先 の海上に標高3000m級の山脈が連なっているのだから、確かにそうだろうね。


与那国島の「こんなのって有り?」

2007年06月13日 | 島旅:与那国島

Photo_728

Photo_729

 祖納集落の北東側、海岸との間に新旧入り交ざった墓地が有り、浦野墓地群と呼ばれています。この墓地 群の中を県道(だと思う?)が通っています。在るところで突然片側一車線が幅10m強無くなっているのです。 何故か車を降りて見てみれば、片側一車線が古い古い墓に掛かっているのです。

 普通は道路を作る場合、図上で路線を決める(ペーロケ)⇒実測線測量(ここで障害物有無の確認)⇒予備 設計⇒実施設計⇒施工、となるのですが。なんでこんなアホな道路に成ったのか、考えられる事は①昔からの 生活道路が有り、アホを承知でここに作らざるを得なかった②古い墓だから取り壊してしまえと思っていたが、 そうは問屋が卸さなかった③墓の移転交渉中・・・を理由に棚上げ、などが考えられますが、本土(ヤマト)の人 間には想像も出来ない理由が在るのかも知れません。


与那国島の東崎(アガリザキ)

2007年06月12日 | 島旅:与那国島

Photo_720

 島の東端に位置し、朝日が上がる所だからアガリザキ。与那国馬と牛の放牧場と成っているため、草地内 はおろか、道路まで牛馬のフンだらけ。先端の灯台までは足下に注意しながら進む。本当は東牧場という牧草地 の中に灯台・展望台や道路が有るのであって、管理が悪いわけではない。

Photo_721

 東崎から展望した東泊浜(ウブドゥマイ浜)、珊瑚礁の発達したリーフの幅が狭く、すぐに外洋となる。与那国 島はダイバーのメッカではあるが、砂浜でポチャポチャ泳ぐには適さない。

Photo_722

 ここに放牧されている与那国馬は、車で傍まで近づいても全く無視して草を食べている。ただ放牧している だけなので、毛並みはボロボロになっている。

Photo_723

 これは飼育されている与那国馬、毛並みがキレイ。では何のために飼育・放牧しているのかと言えば①種 の保存②観光用乗馬③観光放牧④馬糞を肥料とする⑤たまには食用、らしい。


与那国島南海岸の風景

2007年06月10日 | 島旅:与那国島

 立神岩と軍艦岩は、7~8年前に来たときに見ているので此はこんなものか。人面岩の表記は、大抵の観光 案内に載っているのでさぞやと思い、長い遊歩道を汗をかきかき見に行った。道端に現れたのがこれである。 高さ2.0m程の丸い岩、そう言われればそう見えなくもないが・・・・・・?

 与那国島は第三期の堆積岩、八重山層群の砂岩と琉球石灰岩から出来ており、ナンタ浜や比川浜など極 一部の地域を除き、この様な断崖絶壁に取り囲まれている。太平洋と東シナ海の荒波に浸食され、消えゆく運 命に有るのか、はてまた再度隆起して大きな島へと成長して行くのかは誰にも解らない。

Photo_711

Photo_712

Photo_713


比川浜とDr.コトーの診療所

2007年06月08日 | 島旅:与那国島

 祖納でレンタカーを借りたら、こんな物くれた。観光案内兼バンパーこするなの注意書きである。テレビドラマ は見たこと無いのでDr.コトーはどうでも良いが、綺麗な比川浜は見てみたい。

Photo_706

 小さな入り江になった比川浜、周囲が断崖絶壁に囲まれた与那国島では貴重な存在です。

Photo_707

 此処まで来たら、否が応でもこれは目の前に有る。

Photo_708

 中を覗いてみれば、セットとは言え良くできている。それにしてもこのドラマの時代背景は何時?今時こんな 古くさい診療所なんてアリ?

Photo_709