人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

早期退職して丸一年

2006年03月31日 | 今日の雑感雑記

 昨年の三月三十一日に55才で早期退職して丸一年が過ぎた。まさしく、あっと言う間の 一年だった。仕事をしている一年は長いが、何もしていない一年は光陰矢のごとしであ る。この調子だと、あっ・・・あっ・・・あっ・・・と言っている間にお迎えが来ちゃうかも知れな いな。

 今日は朝から部屋掃除や不要書類の整理などしていた。年度替わりにこんな気が起き るのは、まだサラリーマン根性が抜けきっていない証拠だろう。退職したら365日が日曜 日、あれもしよう、これもしようと夢を描いていたがさっぱり実現しない。

 夢の第一は、何処かの田舎に山小屋建てて、山を歩いて自然観察、読書三昧猫飼っ て、家庭菜園花畑、悠々自適の仙人暮らし。なんてことを考えていたが、一歩を踏み出せ ない。まだこの世に未練が有るんだろうか?商売として元の業界に戻るつもりは一切無い 事だけは確か。と言うより現在と今後の社会情勢を考慮すれば、それは無理である。

 現役時代何をやっていたかって?一言で言えば、700兆円の国の借金の一部(極一部 ではあるが)をかすめ取って成り立っている業界に居たわけです。断っておきますが、官 僚や役人じゃありませんよ。彼らにへばり付いて、おこぼれを貰っていたコバンザメみた いなものかな。さらに悪いことには、自然破壊の先兵みたいな職業だった。自然観察人と しては自己矛盾に落ちいって、それで止めちまったわけです。もっとも、沈み行く泥船から 逃げ出すネズミの心境でもあったが。

 どうせこの世に未練が有るならば、途中まで手がけた某地方都市の地盤構造解析を最 後までやり遂げ、それから仙人に成ってもいいじゃないか、と思いつつプータロー生活一 周年の今日を迎えたわけです。

 さて、これから床屋へ行って温泉に入って、明日から又パソコンに向かって孤独な作業 を再開するかな。


幻日

2006年03月30日 | 写真

Photo_8

 下手なつなぎ写真でゴメンナサイ。この時ほど広角レンズを持っていればと悔やんだ事 はありませんでした。傘の左右と上に光芒が有る写真はよく見るのですが、さらにその上 に逆虹が出ているとは知りませんでした。


廃止ローカル線の旅・瀬棚駅

2006年03月29日 | 写真

Photo_7

Photo_6

 瀬棚線終着駅の瀬棚駅に着いてしまいました。この先は、北へ行っても南へ行っても日 本海に面した断崖絶壁が続きます。瀬棚と言えば三本杉岩ですが、これも断崖絶壁が浸 食された名残です。これにて廃止ローカル線の旅は終了します。その内今度は、松前線 を連載します。北海道新幹線が新函館駅まで開通すれば、今度は江差線が廃止になる んじゃないかと言われています。

 明治維新以降、人口増加と食料増産のため多くの開拓民が北海道内に入植しました。 そして今、不必要となればどんどんと切り捨てられて行きます。人間社会とはそうゆう物で 時代の流れと言えばそれまでですが、何か悲しい現実です。

 瀬棚線 瀬棚駅

 所在地(当時):後志国 瀬棚郡 瀬棚町

 開 駅:昭和七年十一月一日

 駅名起源:アイヌ語「セタ・ナイ」(犬の川)から。昔馬場川の上流から犬が泳ぎ出てきた

のを見て、この川を「セタ・ルペシペ・ナイ」(犬の越える路のある川)と呼んだ。

 「セタ・ニウシ・ナイ」(山梨の木の沢山ある川)の略とも言われる。


どないせ~て言うんや!

2006年03月28日 | 今日の雑感雑記

Photo_5

 沖縄の某道の駅のトイレで見かけた張り紙。「足を洗うのは御遠慮下さい」と書いてあ る。悔い改めたヤクザ屋さんには入り辛いトイレである。張り紙と言えば看板・道路標識 であるが(無理矢理こじつける)評判の良くない物が有る。北海道に多い「落石注意」の道 路標識。頭の上から降ってくる石に対して「どないして注意しろって言うんや」とはよく聞く 話である。本当の意味は、路面に石が転がっているかも知れないので注意して下さい、と 言うことらしい。(ならばその様に書け)

 沖縄にはもっとスゴイ看板が有る。沖縄自動車道を那覇方面に向かって走っていたら、 道路の右側に「海兵隊演習中につき、流れ弾に注意」と書いて有った。M16の初速は秒 速1000mですぜ。そんなもん、どないせ~て言うんや!スーパーマンじゃあるまいし。


廃止ローカル線の旅・丹羽駅

2006年03月27日 | 写真

Photo_3

 これまで6駅の写真を載せたが、何処にも列車が写っていないことに気が付いた。だろ うね、ローカル線でなおかつ行き当たりばったり、走っている列車に遭遇するなんて宝くじ に当たるより確率が低い。列車だけならまだしも、人影も見あたらない。まさしくローカル 線である。

 瀬棚線 丹羽駅

 所在地(当時):後志国 瀬棚郡 北檜山町

 開 駅:昭和七年十一月一日

 駅名起源:この地は、明治三十五年会津若松の人丹羽五郎が農民を率いて開拓に努 めた。同氏の功績を伝えるため、その姓を採って地名とした。


廃止ローカル線の旅・今金駅・神丘駅

2006年03月26日 | 写真

Photo_2

 なぜか今金駅の写真が有りませんでした。写真は次の無人駅の神丘駅です。

 瀬棚線 今金駅

 所在地(当時):後志国 瀬棚郡 今金町

 開 駅:昭和五年十月三十日

 駅名起源:開村の当時、この地方の開発に率先して従事した今村藤次郎、金森石郎の 両氏の頭字をとって命名した。

 瀬棚線 神丘駅

 所在地(当時):後志国 瀬棚郡 今金町

 開 駅:昭和三十六年四月一日

 駅名起源:神丘には「イマヌエル」と呼ばれるキリスト教徒の集団が有り、「神 の居る丘」の意味から名付けられた。


日本の道百選

2006年03月24日 | 写真

Nihonnnomiti

 日本の道百選(実際は104箇所有るらしい)の内、北と南の端および真ん中を並べてみ ました。北海道函館市函館山の麓に有る大三坂道は、道周辺に異国情緒豊かな教会な どが点在しているため選ばれたようです。全体を一枚の写真に納めるためには、山の上 から撮るか広角レンズが必要です。

 奈良県生駒山の暗峠は、いかにも峠道の趣が有り歴史を感じさせる民家や石碑などが 道の両側に有ります。歩いて横断してみるのが良いでしょう。

 沖縄県首里の石畳の道は、道と言うよりは階段です。夏の暑い日に行くには覚悟が必 要です。石灰岩の崖と石畳には琉球王朝の歴史を感じさせますが、この道や周辺の民家 は今現在の生活圏です。

 話が変わりますが、両側の写真はデジタルカメラで、真ん中はフイルム写真です。質感 がこんなにも違うものです。やはりシットリとした質感のフイルム写真の方が好みに合いま す。単なる年寄りの懐古趣味でしょうか。


廃止ローカル線の旅・種川駅

2006年03月24日 | 写真

Tanekawa

 ブログ人が工事中だったため二日間休みました。北吉住駅と今金駅の間が種川駅で す。種川温泉は田圃の中にポツンと有る一軒宿でした。今でも有るんだろうか?

 瀬棚線 種川駅

 所在地(当時):後志国 瀬棚郡 今金町

 開 駅:昭和五年十月三十日

 駅名起源:付近のメップ川を通称「種川」と呼び、これを駅名とした。


廃止ローカル線の旅・北住吉駅

2006年03月21日 | 写真

Photo_1

 国道230号線は利別川に沿って大きく湾曲しているが、国鉄の線路は山間部をトンネル で抜け直進している。再び平野部へ出たところが無人駅の北住吉駅である。

 瀬棚線 北住吉駅

 所在地(当時):後志国 瀬棚郡 今金町

 開 駅:昭和三十一年十二月二十五日

 駅名起源:駅の所在地が住吉の北方に有るので命名された。