人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

星野写真

2008年07月31日 | 自然観察

Photo

 先日天売島へ行った時、初山別の道の駅で車中泊しました。

 道の駅とは言ってもその実態は、諸設備の整った「みさき台公園」の中にポツンと有るだけです。

 みさき台公園は、宿泊施設・温泉・レストラン・キャンプ場・バンガロー・パークゴルフ場・海水浴場

 そして天文台まで有ります。何泊でもしたくなる様な素晴らしい所でした。

 しょさんべつ天文台は65cm反射望遠鏡を備え、「巨人の星」がどの星かを特定した事で有名です。

Photo_2

 当日は素晴らしい晴天で、太陽が水平線へ没するまではっきりと見えました。

 グリーンフラッシュが見えるのではないかと期待したのですが、見えませんでした。

Photo_3

 こんな素晴らしい星空を写真に撮らない手は無いと、デジイチでバルブ撮影したのですが「なんじゃこれ!」

 ノイズだらけで使い物になりません。

 実はデジカメでのバルブ撮影の仕方を良く理解していなかったのです。

 これではカメラ小僧の(かっての)名折れとばかり、昨夜万全の準備を整え朝里ダムまで出かけました。

Photo_4

 これは山の端から顔を出したサソリ座の頭で、小さな流星が二個写っています。

 PENTAX  ist  DL2  にフイルムカメラ時代使っていた smc  PENTAXーM  F 1,7  50mmを装着し

 ISO 1600   12秒露光です。札幌市街地とは反対方向なので空が暗く条件が良い。

Photo_5

 カシオペアと流星です。この方向は札幌市街地が有るため、空が明るく条件が悪い。

 smc  PENTAX  ーA  F 2.8  16mm  ISO 800  39秒露光です。

Photo_6

 こと座とはくちょう座です。天の川がボンヤリと写っていますが、空が赤っぽいのは札幌市街地の

 ナトリユウム灯のせいでしょう。16mm  ISO 1600  33秒露光です。

Photo_7

 南天の天の川ですが、やはり光害のためはっきり写りません。

 16mm  ISO 1600  46秒露光、かなりノイズが発生しています。ist  DL2 にはノイズリダクション

 (ノイズ除去機能)が付いているのですが、30秒露光が限界の様です。

 次回は光害の無い真の暗闇でトライしてみたい、何処がいいかな?

 


マクロレンズが欲しいなぁ~

2008年07月30日 | 野の花山の花

Photo

 今年の春香山は、残雪がタップリ有った5月1日に行ったきりなので、夏山の様子を伺ってきた。

 おなじみの頂上からの風景なのですが、この方向にしか展望がないのです。南側が開けていれば

 定山渓方面の山々が一望の下に見えるのですが。

 左が和宇尻山(856m)右側のポコが銭函天狗岳(536.7m)、それにしても砕石場跡が醜いなぁ~。

Photo_2

 ナス科のオオマルバノホロシ(大丸葉保呂之)始めて目にしました。

 薄暗い林間で、バカチョンコンデジで撮ったらこんな写真に成ってしまった。

Photo_3

 アカバナ科タニタデ(谷蓼)

 これもコンデジのマクロで撮ったのですが、小さな花なのでイマイチ良くありません。

Photo_4

 ならばと思い、デジイチ(PENTAX  ist DL2 )をリュックから取り出し撮ったのがこの写真。

標準ズームレンズではこれが限界、データは S=1/25  F=11  ISO=800  サイズ2000×3000

ここまで小さな花になると、やはりマクロレンズでなければ無理なんですが

 バカ人間はビンボーなので買えません。

 


天売島

2008年07月29日 | 島旅:天売島・礼文島

Photo

 天売島・焼尻島へは、羽幌から高速船またはフェリーで行きます。

 羽幌沿海フェリー㈱の高速船さんらいなぁ は149 t  乗客200名で焼尻島経由天売島まで約一時間。

 フェリーおろろん2 は489 t  乗客300名で同じく約一時間半で天売島まで行きます。

 夏場は両船あわせて一日4往復から6往復有り、片道運賃高速船¥4,160円フェリー¥2,410円です。

Photo_2

 天売島・焼尻島ともに新第三紀中新世の安山岩質火山噴出物から構成された島です。

 安山岩溶岩部分には、このように一見堆積岩と見間違うほど見事な板状節理が発達している。

Photo_3

 島南部赤岩展望台付近のウトウの営巣地です。孔だらけで地面が剥きだしになっている。

 夜になれば60万羽が一斉に海から帰ってくるそうです。

Photo_4

 焼尻島がすぐ目の前に見える。島一周は10kmで半日コース、ちょうど良い散歩道です。

Photo_5

 島の北西岸は断崖絶壁、此処にかってはオロロン鳥が沢山居たそうですが、今は数羽だけ。

 現物にお目に掛かれないので、あちこちに有るハリボテの写真で我慢して下さい。

Photo_6

 ウミウならこの通り、沢山居ました。

Photo_7

 天売島のツリガネニンジンは、とっても色が濃いです。焼尻島を背景にパチリ。

Photo_8

 カキランなんてのも見つけてしまいました。

Photo_9

 なんと!この島にもコウリンタンポポが入り込んでいました。


日本国の東西南北

2008年07月28日 | 今日の雑感雑記

 端っこ大好き人間が、地元北海道で唯一行ったことがない島が有る、天売・焼尻島である。

 これは端っこバカ人間のこけんに関わると思い(それ程の事でもないか?)行ってきた。ついでに宗谷岬

まで足を延ばす。仕事の帰りに何度か立ち寄った事は有るが、純粋遊びでは始めて。

Photo

 日本国領土の東西南北の端っこは、東は南鳥島(東経153度59分11秒)北へ行けば千島列島のウルップ

島付近、南へ行けばオーストラリア大陸の東の端である。

 しかし南鳥島は、気象庁・海上保安庁と自衛隊(アメリカ軍も居るかな?)が駐屯しているだけで、

民間人が簡単に行ける所ではない。

 バカ人間を始めとし、民間人が行ける東の端っこは根室半島のノシャップ岬(東経145度49分02秒)である。

Photo_2

 西の端っこは言うまでもなく、与那国島の西崎(いりざき)(東経122度56分01秒)

一般人誰でも行ける唯一の日本国の端っこである。

沖行く船はフェリーよなくに、海が荒れている時は岬を回り島の南側を航行する。

Photo_3

 南の端っこは沖ノ鳥島(北緯20度25分31秒)であるが、海面上に数十センチ顔を出しているだけの

環礁の一部であり、これを島と呼べるか海洋法上の論議が続いている。

 一般人が行ける所として、波照間島の南端(北緯24度02分45秒)としておこう。

Photo_4

Photo_5

 北の端っこは、択捉島のカモイワッカ岬(北緯45度33分28秒)であるが、ロシアに実効支配されているので

現実的には宗谷岬(北緯45度31分22秒)の沖に有る弁天島(北緯45度31分33秒)である。

 宗谷岬の西方約1300mの所に有るから、泳いで行けば行けない所ではないが、いくらバカ人間でも

そこまでやる気はないのだ。これで一応、東西南北の端っこ制覇。


嫌な世の中の予感

2008年07月23日 | 今日の雑感雑記

Imgp6300

 ここ二週間ほど嫌な天気が続き、野山へも出かけられず気分が滅入ります。

 こんな時人間は、物事を悪い方へ悪い方へと考えてしまうものです。

 また八王子で「誰でもよかった」通り魔事件です。日本社会全体が崩れて行く様な気がします。

 こんな日本にしたのは誰だ!小泉純一郎と竹中平蔵の政策にその一因が有ったと考えます。

 北京五輪後の中国国内情勢、これも嫌な予感がします。もしかして内乱が起こったりして。

 先日のサッミトで「2050年までに温暖化ガスの排出量を半減する」との目標合意が得られたとか。

 これって言い方変えると「2050年までに石油の産出量が半減する」と言う意味?

 石油と言えば中東産油国情勢、イラン・イラクは成るようにしか成らないので勝手にどうぞ。

 不気味なのはサウジアラビア国内情勢です、世界経済に大きな影響を及ぼす石油資源大国なのに

 かの国に関する情報が全く伝わってきません。とても人には言えない何かが有るのかな?

 第二次世界大戦終了後63年、人類の歴史を振り返ればそろそろ又きな臭い臭いが漂ってくるころ。

 竹林の七愚人を決め込んで、山に籠もって仙人の真似事でもしよっかな、世の中の事なんて知らんもんね。

 なんて言っちゃいけないのだが、明日からは天気も良く成りそうなので、三四日出かけてきます。

 

 


木の実が・・・

2008年07月22日 | 野の花山の花

 たしか花を咲かせていたのは二ヶ月ほど前だったはずなのに、実がこんなに大きくなりました。

 春夏秋冬、人間の季節感と比べれば、植物の生育のサイクルは少し前倒しの様に感じられます。

 秋までには発芽出来る状態にまで成熟せねばならず、必死なのでしょう。

 だからこそ人間にとって秋は収穫の季節、せっかく実ったのに殺生な話ですな。

 人間もその他の動物も、殺生せずには生きられない存在なのです。

 だからこそ命と自然を大切に・・・何だか抹香臭い話になりました・・・なむあみだぶつ・・・。

Photo

 トチノキの実、食い気が先立ちトチ餅を連想するが、本物を食べたことあるかな?

Photo_2

 ボケの実、とっても美味しそう、リンゴと同じバラ科だもんね。


今時の海岸・その2

2008年07月21日 | 今日の雑感雑記

新川河口の右岸に小さな湿原が有る。珍しい湿原植物でもないかと思い見に行く。

Photo

水辺へ通じる踏み跡が有り、やはり皆さん一度は見に行っているんだなぁ~、と入って行く。

ゲゲゲゲゲッ!!! なんと其処はテッシュの花咲くトイレ場と化しているではないか!!!

思わずのけ反り退散する。改めて周りを見渡せば、大量のゴミが散らばり糞尿の臭いが立ちこめている。

そんな中で小さな砂丘を挟んだ海岸では、大勢のバカ者どもがビーチパーティーの真っ最中。

当然犯人はこ奴らである。

Photo_2

川の中では小さな子供達が首まで浸かって水遊び、親が嬉しそうな顔して見ている。

新川は、源流を北大構内に持つ都市河川、ありとあらゆる化学物質や重金属、バクテリアや病原菌

の濃厚なスープと成っているはずである。

余りにも気分の悪いものを見てしまったので、帰り森林公園へ寄って禊ぎをする。

Photo_3

大輪のアメリカオニアザミが綺麗に咲いていた。

Photo_4

ラベンダーは、いつも株ごと見ていたので、実際どんな花なのか知らなかった。


今時の海岸

2008年07月20日 | 野の花山の花

 ここ数日はハッキリしない天気が続き、山はキリに包まれたままで姿を見せない。

 山がダメなら海へ行って、海浜植物の写真でも撮ろうと石狩の無煙浜へ行ってみた。

 なな何と、この時期は海水浴場としてオープンしているため、有料でないと入れてくれなかった。

 そりゃ無いだろうと石狩灯台へ引き返すが、ここも車・車・車、挙げ句の果てに大型観光バスが数台横付け。

 考えてみれば、夏休みに入って連休の中日、こんな時海へ行こうと思うのがアホと言うものか。

Photo

 花名表示板には「テマリツメクサ」と書かれてあったが、図鑑にはその様な名前は無い、

 クスダマツメクサ(別名:ホップツメクサ)のことか?

Photo_2

 オシマオトギリでしょうか?それともセイヨウオトギリ?

Photo_3

 カセンソウ

Photo_4

 アキカラマツ


馬鹿人間の馬鹿話

2008年07月19日 | 今日の雑感雑記

Photo

Photo_2

 「馬鹿」の語源は史記にある、皇帝に鹿を献上し「これは馬でございます」と、皆が言ったという故事に由来

するのかとばかり思っていたが、他に六説もあるという。

 広辞苑では、無知の意の梵語 moha (慕何)の当て字として馬鹿、僧侶の隠語説を採用している。

 馬鹿という言葉は「馬鹿に付ける薬は無い」が「馬鹿とハサミは使いよう」でもある、等々なかなか馬鹿

にならない用法が有る。広辞苑には「馬鹿○○」という言葉が31も有った。

 馬鹿人間は、こんな事で暇ツブシしていた今日一日であった。

 あぁ~ 何となく馬鹿馬鹿しく虚しいなぁ~。


手稲山のヤナギラン

2008年07月18日 | 野の花山の花

 そろそろ時期であろうと、手稲山へヤナギランを見に行く。

 ロープウエイ山麓駅付近と、山頂付近のゲレンデに群落が有る。いずれも五分咲きであった。

 今日の手稲山は、山頂が雲の中であったが、この様な条件の方が良い写真が撮れる場合が有る。

Photo

 山麓ゲレンデのヤナギラン

Photo_2

 クサフジ・クルマユリ・ヤナギラン

Photo_3

 山頂付近キリの中のヤナギラン