人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

山は秋の陽射し

2020年09月30日 | 写真

9月も下旬になると、日中でも太陽高度が低く秋の陽射しになります。

 

森の中は僅かに色づいた木々が有るのみ、まだまだ緑です。

 

陽射しに透けるホオノキの葉はステンドグラス。

 

逆光に輝くススキの穂、山はやはり秋だ。

 

山の頂上は紅葉が始まっている、冬が近いな。

 

友禅菊にアカタテハ。

 

花が少なくなったこの時期、色々な蝶が群がっていた。


カメラと画像とエノキグサ

2020年09月26日 | 自然観察

デジタルハリネズミ4.0で撮ると、普段見慣れた風景も別世界になります。

こんなところからアーティスト御用達のカメラ、と言われるのでしょうか。

道の先行きを画面の端で消すのではなく、画面の中で消すと絵になる、

とアーティストが言っていた。

 

普通のコンデジで撮ったイヌタデの花、このレンズは玉ボケが奇麗だな。

 

 

少し普通でない  OLYMPUS   TG-6  で撮ったイヌタデの花、花の中に小さな虫が居る。

 

今年初めて見つけたトウダイグサ科エノキグサ、穂状の雄花と総苞に包まれた雌花。

総苞の形が編み笠に似ているので別名アミガサソウ。

日本全国の道端に分布するらしいが今まで気が付かなかった、なんたる観察眼のなさ。

 

 

 

 

 


風露草科現の証拠

2020年09月25日 | 自然観察

今年の夏は暑かった、これからは一雨ごとに秋が深まる。

 

道端にはヨツバヒヨドリとヤマハハコ、夏から秋へと季節の替りめ。

 

そんな道端の雑草に、風露草科現の証拠が有ります。

 

ゲンノショウコのまだ青い種。

 

黒く熟してきた種。

 

バネの部分が真っ黒になり種を飛ばす準備ができた。

 

種を飛ばした後、進化の結果とはいえ、なんと巧妙な仕掛けなことか。


今日の写真

2020年09月23日 | 写真

南の島の楽園写真みたいな雲が出ていた、島は無いので裏山へ散歩に行く。

 

何時もの裏山の散歩道から雲を眺める、空の雲にはまだ夏の元気が残っていた。

 

日傘が出ていたので撮ったら、指先にピントが合ってしまった失敗写真。

 

久しぶりにデジタルハリネズミ4.0を持って行ってみた。

 

デジタルハリネズミ4.0で撮った写真、だからどうなんだ、ほとんど意味なし。

 

気を取り直し、普通のカメラで撮ったミヤマニガウリの実です。

 

チドメグサに付いた朝露、これがセリ科の植物とは、わからんものだ。

 

細い枝先に成ったヤマブドウ、熊も登って食べられないので残っている。

 

枯れ木をバリバリッと割って出てきたキノコ、名前は知らない。

 

山で道に迷ったときは木の幹を見ろ、コケの付いている側が南だ。

これ本当の話、少なくとも北か南かの判断はできる。


飛行機雲とベテルギウス

2020年09月22日 | 日記

早朝の空に、北から南へ向かう飛行機雲があった。

朝夕は肌寒くなってきたし、また何処か南の方の島へ行きたいな。

午前二時ごろ、南東の空にオリオン座とふたご座が見えていた。

カメラと三脚持ち出して写真撮ろうかと思ったが、寒かったのでやめた。

 

今日見たふたご座は横になっていたが、北緯24度の空では逆立ちしている。

2013年1月の波照間島にて、オリオン座のベテルギウスがまだこんなに明るかった。


今日も山でオニギリ

2020年09月20日 | 野歩き山歩き

家で一人ボソボソと昼飯食っているのも、山でオニギリ食っているのも、一人飯に変わりは無し。

同じ一人飯なら山の方が良いので裏山へ行ってきた。

 

中腹から海を眺める、海は青いし山は緑だ。

 

標高1,000m前後の山々、紅葉にはまだ早いが緑色が少しくすんできた。

 

中腹にあるお気に入りのミズナラの木、秋になると真っ黄色に紅葉する。

 

枯れ木が一本、なんとなく撮ってみた。

 

友禅菊、今時咲いている花といえばこんなもの、元園芸種だけあって奇麗だわ。

 

ヒロハツリバナの種が赤く成ってきた。

 

ガマズミの種も真っ赤になった。

 

ハリギリ(センノキ)はまだ緑色、秋には黄色に紅葉する。

 

マイズルソウは葉が枯れ、実が赤く透き通て来た。

 

風に吹かれ飛んで行くヤナギランの種。

 

ヤナギランの種ってこんなに小さいのです、上のスケールは1.0mm。


海とアカザとオカヒジキ

2020年09月17日 | 自然観察

いつも思うのだが、結局この地球には空と海と陸しかないのだと。

羽とヒレと金が無いので、今日も年寄りは陸の上を這いずり回っています。

 

海岸などの荒地に生えているアカザ科アカザ、

これがホーレンソウの仲間だと知らなかった、どうりで食用になるはずだ。

 

アカザの未熟な種、熟すると食べられます、南米で栽培されているキヌアの仲間。

 

これも海岸の砂地に生えているアカザ科オカヒジキ、

若葉はサラダなどで食べられます。

 

オカヒジキの未熟な種、葉の先端は堅く鋭く尖り非常に痛い。


ダケカンバと友禅菊

2020年09月15日 | 今日の雑感雑記

今日9月15日は仏滅で老人週間と暦に書いてあった。

縁起が悪いので年寄りは家に籠っておとなしくしていようかな。

このダケカンバの木も、もうすぐ黄葉して葉を落とすだろう。

「林住期」なんて言葉が脳裏に浮かぶ、えっ!林住期ももうすぐ終わりじゃん。

 

霧中のダケカンバ、周りが何も見えないと不安と安心感が同居する。

「遊行期」家を捨て、死に場所を求めて放浪の余生、そこまでは悟りきれないな。

 

友禅菊、北米原産の帰化植物で栽培品が野生化したもの。

したがって山野草の図鑑には載っていないものが多い。

仏教の禅とインドのヒンズー教は何処か深くて遠いところで繋がっているのかな。

 

友禅菊の茎と葉の付き方、野紺菊との同定に迷ったときは此処を見ればよい。

林住期もそろそろ終わりの身としては、人生に迷っている時ではないのだが。


シダ植物ワールド

2020年09月14日 | 自然観察

春から夏にかけて何度か採りに行ったワラビの群落、今はこんなになってしまいました。

冷凍保存したのが残っている、昨日知人が手打ちそば持ってきた、今日の昼飯は山菜蕎麦だな。

 

オシダ科オシダ、大型で四方に葉を広げるので良く目立つが、これは食えない。

 

チャセンシダ科オオタニワタリ、南西諸島から小笠原諸島に分布する、これは食える。

 

小笠原諸島のシダ植物ワールド、ジュラシック・パークみたいでこの雰囲気は好きだ。

恐竜は出てこないが、恐竜の子供みたいな顔した小さなアノールトカゲが出てくる。

 

ヒカゲノカズラ(日陰蔓)、コケみたいだがこれもシダ植物の一種だって。

シダとコケと地衣類のミニチュアジュラシック・パークです。