今日やっと20t近いボーリング資材を、標高400mの山上に運搬し終えました。ここまでの準備が長かった、 藪漕ぎ登山でポイント確認、またまた藪漕ぎでモノレールルートの選定、モノレールの敷設、山上足場の組み立 て、そして今日資材搬入、さらに資材組み立て、それからが本来の目的であるボーリング調査の開始。調査終 了し、資材を分解しヘリで搬出する頃は深い深い雪の中でしょう。
搬入地点を確認したいので「お前ヘリに乗って案内せぃ」とパイロットに言われました。地上を歩き回り、図面 上では熟知しているはずなんだが、上から見るのでは大違い。さらに後部座席からは、前方や真下が見えま せん。越える尾根の数と林道の位置関係から、何とか案内する事が出来ました。
ヘリ運搬の現場は何度か経験しましたが、案内させられたのは始めて。二時間近く掛かった藪漕ぎルート を、ヘリなら物の数秒で到達します。文明の利器とはスゴイなぁ~と実感しました。でもこのヘリは、一時間当 たりの費用が70万円、一時間でドラム缶一本の燃料を消費します。でもヘリは面白い。
北海道渡島半島の山中にひっそりと眠る戦史跡です。こんな山の中でも、花を手向ける人が居るのですね。 歴史に if は無いと言うけれど、もしも榎本軍が官軍に勝って北海道独立国が誕生していたら、なんて考えるが 結果として最も可能性が高いのがロシアの一領土と成っている事だろうね。ヤルタ会談の経緯を見れば、当然 そう成っていたかも。琉球王国が薩摩軍を破って独立国として継続していたなら、今頃は中国の領土かな?そ れともイギリス・スペイン・ポルトガルの植民地に成っていたかも。歴史とは、その時々の大国・強国が作るもの だが、何かの小さなきっかけで大きく変わる要素も有る。バタフライ効果、複雑系科学の世界でも有る様だ。