年寄りに冬の寒さは身に滲みるが、かといって引きこもっていては体に悪いので
近所の公園へ散歩に出かけた。
こんな風景は見ているだけで寒くなる上に、雪がちらついてきたので早々に帰る。
ただ寒かっただけの散歩であった。
西表島でタップリと濃厚な緑の世界に浸った後は、波照間島へ移動して
碧い海からエネルギーをもらって帰ります。波照間島といえば、定番のニシ(北)浜ビーチの海。
水平線の向こうにうっすらと大きな西表島が見えています。
夏の暑い盛りならば観光客で溢れかえっているニシ浜ビーチですが、
さすが12月ともなれば「誰も居ない海」なのだ。
人が居ようが居まいが、砂浜と海の色は勝手に綺麗なのです。
イリオモテアザミの花、ハマユウの緑の葉、モンパの木、白い砂浜に碧い海と
一応南の島の役者をそろえてみました。
モンパの木は海岸のパイオニア植物なのです。
ハマユウが一本だけ咲き残っていた。
ニシ(北)浜から浜崎を回り込んでペー(西)浜へ出ます。本当に八重山の方言はややこしい。
誰も居ない砂浜を、立ったり座ったり歩いたり、時速1.0kmで進みます。
こんな時は、本当に暇人で良かったなぁ、と思った。
波照間島の観光案内には大抵島の西の端の所に「ハマシタンの群落 樹齢数百年と
いわれる町の天然記念物」と記されています。
ハマシタン?どんな植物かと思ったらミズガンピの別名だったのですね。
縮れた花びらが特徴のハマシタン(ミズガンピ)の花です。
ハマシタンの古木は三線(さんしん)の棹に使用するそうで、漢字では「浜紫檀」と書くのかな?
波照間島の西の端の毛崎に、サンゴの欠片だけで出来た小さな入り江が有りました。
誰も居らず、波も風も静かで日の光は燦々と降り注ぐ、しばし昼寝と決め込んだが
背中がゴツゴツとして寝心地が悪かった。昼寝は砂浜にかぎる。