人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

今日の一枚 ハマアザミ

2014年11月29日 | 野の花山の花



キク科 ハマアザミ (浜 薊)
トゲの有るアザミの中でもこのトゲは、最も恐ろしい部類なのでは。



どこで撮ったかというと、この火山新岳があり鹿がたくさん居る島です。



現在噴火警戒レベル3(入山規制)の口永良部島でした。
隣りの硫黄島と諏訪之瀬島にも噴火警報が出ています。
そして今回は阿蘇山の噴火、薩南諸島から九州にかけてが何かあやしい。
川内原発再稼働させて本当にだいじょうぶ?

今日の一枚 ツルコケモモ

2014年11月27日 | 野の花山の花


ツツジ科 ツルコケモモ (蔓苔桃)
雪の解けた6月ごろ、山地の湿原へ行けば何処でも咲いています。
なにしろ小さな花なんで、木道に腹ばいになってレンズを向けなければなりません。



何処で撮ったかというと、ニセコアンヌプリの麓に有る鏡沼でした。



鏡沼の湿原はワタスゲの群落でも有名ですが、年により豊作不作が有ります。

樽前山

2014年11月25日 | 今日の雑感雑記
まさか噴火するとは思わなかった御嶽山が噴火したり、そう簡単には動くはずのなかった
糸魚川~静岡構造線の一部が動いたり、東日本大震災以降日本列島のタガが緩んできたみたいです。



北海道にも噴火しそうな火山として、雌阿寒岳・十勝岳・樽前山・有珠山・駒ヶ岳などが有ります。
中でもそう簡単に噴火しては困るのがこの樽前山です。(何処でも困ることは困るが)
樽前山の西側30km圏内には、新千歳空港・JR線・道央自動車道・国道36号線
フェリーの発着する苫小牧港が有ります。
陸海空の交通の要衝が寸断されてしまうのです。
暇人も年に一二度は樽前山へ登山に行っています。
のんきに写真なんか撮っているときに、ボンッときたら助かりませんね。

太陽柱

2014年11月24日 | 日記



11月24日6時50分、朝日が南東の空から昇る。
薄らと太陽柱が上空へ伸びる、空気が冷たいのだ。
あと一ヶ月ほどで冬至、日はますます南へ傾きやがて今年一年が終わる。
毎年冬になると出かけていた沖縄の島々、今年は何故か計画さえも立てなかった。
微妙に体調不良のせいかな、歳をとると色々とガタがくる。
といって運動不足は良くない、明日天気が良ければ裏山でも登ってこようかな。

今時の木の実

2014年11月22日 | 野の花山の花
雪が降って木の葉が落ちても、木の実はまだ残っている。


ニシキギ科 ツルウメモドキ (蔓梅擬)


ウメモドキと言うよりは、梅干し擬きですね。


ブドウ科 ヤマブドウ (山葡萄)
今時のヤマブドウはアイスワインに、12月に入れば貴腐ワインになります。


ヤドリギ科 ヤドリギ (寄生木)
冬でも緑色をした常緑樹、実は小鳥のエサ、茎葉は鎮痛・強壮の漢方薬。


バラ科 ナナカマド (七竈)
雪の綿帽子を被ったナナカマドの赤い実は冬の定番です。

今日の一枚 アジサイの異常花

2014年11月20日 | 野の花山の花


5年ほど前の旅先でのこと、道端でこんな奇妙なもの見つけ写真に撮ってきた。
以来何だろうと気に成っていたのですが、今回やっと正体が判明しました。


ユキノシタ科 トカラアジサイの正常花(両性花)の異常花でした。
アジサイの仲間は時々へんてこりんな姿形になることがあります。


何処で見つけたかというと、東シナ海に浮かぶこの島です。


ボゼで有名な悪石島でした。

今日の一枚 マルバルリミノキ

2014年11月18日 | 野の花山の花


アカネ科 マルバルリミノキ (丸葉瑠璃実木)
琉球列島・台湾・中国南部に分布する常緑低木。
似た様な花と実を付けるリュウキュウルリミノキというのもあるが、
葉柄が無いのがマルバルリミノキ、短い葉柄が有るのがリュウキュウルリミノキ。


何処に咲いていたかと言うと、西表島のピナイサーラの滝の上へ出る山道でした。


滝の上の絶景ポイントからの眺め、正面洋上に鳩離島(はとばなりじま)と鳩間島が見える。

しんしんと耳が遠くなった

2014年11月17日 | 日記


雪が降ると色彩が消えモノトーンの世界になると同時に音も消えてしまいます。
「しんしんと雪が降る」は「しんしんと音をたてて雪が降る」ではなく、
静まり返り音もなく雪が降る・・・・深深と雪が降る。

カメラのファインダー覗いていたら足元に何やら物の気配が、
見たら中型犬が一匹こちらの顔を見上げていた。
リードの先には飼い主の御夫婦も、背後を通り過ぎる足音に全く気が付きませんでした。
ただ単に齢のせいで耳が遠くなっただけだと思うのだが。

広辞苑には「森森:樹木の並んでしげっているさま」なんてのも有りました。
さしずめこの画は「森森たる松林に深深と雪が降る」。

今日の一枚 ミズガンピ

2014年11月15日 | 野の花山の花


ミソハギ科 ミズガンピ (水雁皮)
奄美大島以南の隆起サンゴ礁上を這うように群生する常緑低木。


こんな感じで岩の上に生え、南西諸島の海岸へ行けば大抵見ることができる。


波照間島ペー浜のミズガンピ、通称浜シタンの群落。
高さ2m~3mに成長した古木、竹富町指定の天然記念物。

雪が降ってくると、こんな暖かそうな風景がなつかしくなります。