人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

おいしそうなウイスキーの木

2023年02月23日 | 今日の雑感雑記

小さな尾根の上に立つ一本のミズナラの木、六月上旬の新緑の頃。

ミズナラの木はブナ科の高木でカシワ(柏)の木との雑種もあるそうだ。

ミズナラの英名は  Japanese  oak  、東アジアの温帯林を代表する樹種。

oak  と言えばウイスキーの熟成用樽材、

呑み助はこの木一本で樽が幾つ出来るかなんて考えてしまいます。

昨今日本産のウイスキーが世界的に人気だそうです、

その要因は樽材に  Japanese  oak  を使用しているためとか。  


夏至の落日と年寄りの時間

2021年06月22日 | 今日の雑感雑記

2021年6月21日 19時10分、夏至の落日です。

今日からまた日没の位置が南へ移動する、時計の針が逆戻りするようだ。

 

昨年の冬至は12月21日、ちょうど半年前でした。そのころ何処に居たかというと、

こんな所をウロウロしていました、下地島の通り池です。

 

ちょうど12月21日に撮った写真がないかと探したらこんなものが、

何処かの道端で撮った、名前は知らないがイネ科の植物です。

12月下旬にイネ科の植物が花を咲かせるとは、やはり南の島だと思って撮ったのかも?

 

それにつけても半年という時の流れのなんと早いことか、まさに光陰矢の如し。

「想対性理論」によれば、年寄りの時計は若者の時計より時間が早く進むそうだ。

これは認知学または心理学における時間のことで「相対性理論」ではありません。

 

一人の人間の一生なんて、こんな所に咲くイワツツジの花みたいなもの。

短くも儚いのです、年寄りは夏至の落日につれずれ思うのだ。


ダケカンバと友禅菊

2020年09月15日 | 今日の雑感雑記

今日9月15日は仏滅で老人週間と暦に書いてあった。

縁起が悪いので年寄りは家に籠っておとなしくしていようかな。

このダケカンバの木も、もうすぐ黄葉して葉を落とすだろう。

「林住期」なんて言葉が脳裏に浮かぶ、えっ!林住期ももうすぐ終わりじゃん。

 

霧中のダケカンバ、周りが何も見えないと不安と安心感が同居する。

「遊行期」家を捨て、死に場所を求めて放浪の余生、そこまでは悟りきれないな。

 

友禅菊、北米原産の帰化植物で栽培品が野生化したもの。

したがって山野草の図鑑には載っていないものが多い。

仏教の禅とインドのヒンズー教は何処か深くて遠いところで繋がっているのかな。

 

友禅菊の茎と葉の付き方、野紺菊との同定に迷ったときは此処を見ればよい。

林住期もそろそろ終わりの身としては、人生に迷っている時ではないのだが。


今日は8月6日 新暦と旧暦

2020年08月06日 | 今日の雑感雑記

毎日暑いです「暑さ寒さも彼岸まで」彼岸過ぎれば涼しくなるのか。

彼岸って何時だ、九月の秋分の日を中日とする前後三日間のこと。

今年の秋分の日は9月22日だから、9月19日から25日までが彼岸。

9月も下旬になれば少しは涼しくなるか、なりません、残暑の真っ最中です。

今日は8月6日、今年の秋分の日9月22日は旧暦の8月6日です。

昔は8月上旬を過ぎれば涼しくなったの、訳わからなくなってきた。


今日のどうでもいい話

2020年08月05日 | 今日の雑感雑記

この頃暑い日が続くので外をほっつき歩くのが面倒になってきた(歳だなぁ~)。

こんな時刻にやっと涼しくなって、暗くなった夕空にウロコ雲が広がっていた。

今日も一日、なんだかなぁ~・・・・・で終わってしまった。

 

話題が無いのでイケマの花と葉っぱです。

 

ガガイモ科イケマ、漢名は無い、アイヌ語で「大きい根」という意味だそうです。

日本全国に分布するのに、なんでアイヌ語なんだろう、暇になると余計な事を考える。

 

昨日昼頃の西ノ島の噴煙、ひまわり8号衛星画像から切り出しました。

相変わらず火山活動が活発なようです、父島・母島に火山灰が降っているかも。

父島のウエザーステーションから水平線の向こうに噴煙が見えるそうです。

昨年まで毎年小笠原へ行っていたのですが、今年はコロナで行きずらいな。

 


我々は無辜の民のままで良いのか

2020年04月06日 | 今日の雑感雑記


「ウイルスはどこから来たのか」「ウイルスは何者か」「ウイルスはどこへ行くのか」
ゴーギャンが人類に問うたように、現在の生命科学の大いなる疑問でもあります。



コロナウイルスに翻弄されている人類を見ると、また石狩浜の「無辜の民」の像を思い出しました。



作者の思いは現在にも通じるものが有ります。



刺々しい社会と、その中で滅びゆくもの、そんな世の中には成ってほしくありません。

かぎろひ と字余り

2020年02月09日 | 今日の雑感雑記


「ひんがしの野にかぎろひのたつみえて かえり見すれば月かたぶきぬ」柿本人麻呂
旧暦の11月17日(今年はちょうど12月31日にあたる)の早朝に奈良県宇陀市の小高い丘で詠んだとされる。
東の空の山の端が、徐々に赤く染まってゆく様子をただ単に「かぎろひのたつみえて」と言っているだけであるが、
日本人であるならば、おのずとこんな情景が目に浮かぶ。



その日人麻呂がかぎろひを見たのは、大宇陀の万葉公園かぎろひの丘とされている。
昔、大阪平野に住む都会人は大宇陀のことを「とんでもない山の中」と言っていた。
かぎろひの丘は標高384m、その東側には宇陀川をはさんで標高400mほどの小高い山々が連なっている。
これを「山にかぎろひの・・・」とは言わず「野にかぎろひの・・・」と詠んだのはなぜか、単に字余り?
(蛇足:此処から十数キロ東へ行けば、あのルパン三世の五右衛門が修行した赤目四十八滝である、山の中なのである)

空を見て頭の中を空にする

2019年12月14日 | 今日の雑感雑記


冬になると年寄りは出不精になり話題が有りません。
そんな時は、元々空っぽの頭をさらに空にして空を見ています。
(一文の中に「空」を三文字入れて空っぽの文章にしてみた。)
こんな空を見ていると、アニメ映画の天空の城ラピュタが頭に浮かびます。



ラピュタは雲の上の島にあったが、海では島の上に雲が有ります(蛇足:上昇気流のため)。
昔の船乗りは、水平線上に雲が有ればその下に島があることを知っていた。



こんな絶海の孤島に上陸してみれば、サンゴの欠片に混じって緑の小石が有りました。
まさか飛行石では・・・そんな訳ないが、その謎を解くためには4000万年の時空の旅に出なければなりません。
これは頭の中の旅ですが、頭の中が空になってきたので以下次号。

夜空に聞いてもわからない

2019年12月06日 | 今日の雑感雑記


石狩湾新港のLNGタンク、ガス火力発電所と風力発電所、何時の間にやらエネルギー基地になっていた。



天然ガスも風力も、本をただせば太陽の核融合エネルギーに由来する。



核融合、本をただせば重力の為せる業、重力ってなんだ。



夜の浜辺で暇人は、答の無いことを考えて暇つぶしするのでした。

無常の景色

2019年11月30日 | 今日の雑感雑記


今年もついに残すところ一ヶ月となってしまいました。
また巡る春もあるだろう雪景色冬景色。



こんな枯れ木を見ていると「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色・・・・・」なんて一節が浮かんできました。



花の色を誇っていたエゾアジサイも、今はただ雪の中に枯れ花を埋もれるのみ。



季節が廻ればまた白い花を咲かせるだろうオオカメノキの冬芽。



はたしてこの年寄りには廻る季節はあるのだろうか。