人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

地球は沸騰化?

2023年07月29日 | 日記

いや~っ、暑いですね、なんてことを北海道の人間が言ったら西日本の方々に怒られそうですが。

夏雲です、いくら暑くてもそこは北海道、これ以上発達して積乱雲になることは有りません。

暑いのは日本だけではありません、世界中が暑い異常気象にみまわれています。

国連のグテーレス事務総長が「地球は沸騰化の時代に入った」と言ったとか。

 

これは2007年1月の手稲山頂上(標高1023m)の積雪状況です。

積雪量もさることながら、これほどの樹木への着雪も最近では見られなくなりました。

たった16年前の写真ですが、やはり地球は沸騰化しているのかな?


今時の裏山に咲く花

2023年07月26日 | 野の花山の花

暑いです、毎日暑いです、先日雨の中を歩いた山路へまた行きたくなりました。

年寄りが炎天下をほっつき歩くと死んでしまうので、家でゴロゴロと寝ています。

 

したがって話題が無いので、今の季節裏山に咲く山野草の花の写真でも、ラン科クモキリソウ(雲切草)です。

 

クモキリソウの花、1.0cmほどの小さな緑色の花ですがラン科の花の形をしています。

 

ラン科オニノヤガラ(鬼矢柄)、地味な花ですが草丈が1.0mほどになります。

 

ラン科タカネトンボ(高嶺蜻蛉)、今年裏山で見つけた植物、全体の姿形はこんなです。

 

シソ科ミヤマウツボグサ(深山靭草)、道端に普通に咲いている。

 

キンポウゲ科キツネノボタン(狐牡丹)、道端の雑草です。

 

ユリ科クルマユリ(車百合)、奇麗な花だが林内の薄暗い所に咲いている。

 

サクラソウ科コナスビ(小茄)、裏山では数が少ない。ナス科ではありません。

 

シラネアオイ科シラネアオイ(白根葵)の種、あの花からなんでこんな種が出来るのか不思議だ。


夕暮れの空とエゾアジサイ

2023年07月24日 | 日記

夏至から一ヶ月も経つと日暮れが少し早く成ってきた。

7月22日20時00分、西の空に月齢4.7の三日月が。

高気圧の張り出しの中で、久しぶりに晴れた夕暮れ時の空だった。

 

同時刻、北西の空に筋状の雲が二本長く伸びていた。

「地震雲だ!」なんてことを言う人もいるが、そんなもの信じちゃいません。

手前の白っぽい雲と、奥の灰色の雲は、遠近法のため放射状に見えるが、本当は平行した雲です。

 

同時刻の天気図、高気圧を回り込む風の流れによって出来た雲であることが分かります。

 

梅雨が過ぎ初夏になるとエゾアジサイが咲きだす。

 

ツルアジサイ・エゾアジサイ・ノリウツギと、ユキノシタ科の木の花が咲きだすのもこの季節。

 


ヤナギランと四つ葉のクローバー

2023年07月22日 | 写真

昨日の最高気温は28℃、暑かったので山へ行ってみた、頂上は23℃でやはり暑かった。

此処は標高1,000m、下界より6℃気温が低いはず、計算が合っている。

 

ウメガサソウが開花した、この花を見ればイチヤクソウ科に分類したくなる。

 

ヤナギランは年々数が減り、草丈も小さくなっている、そのうち絶滅するかも。

 

ヤナギランにヒメシジミの花が咲いていた、毎年この時期に大繁殖する。

 

久しぶりに四つ葉のクローバーを見た、宝くじでも買いに行こうかな。


夜霧とオニシモツケ

2023年07月18日 | 野の花山の花

霧に包まれて今日で五日目、夜になっても晴れません、夜霧です。

 

山ではオニシモツケが咲く、小さな花だがバラ科の奇麗な花です。

 

色の濃いオニシモツケ、もっと色の濃いエゾノシモツケソウも有るが、札幌近郊では見かけない。

 

先日のラン科の花を拡大してみた、花の形だけではタカネトンボかミヤケランか区別はつかない。

葉の付き方や表面の光沢など、全体の印象からタカネトンボということにしておきましょう。


ラン科タカネトンボ

2023年07月16日 | 野の花山の花

昨日は一日中雨が降っていたし、一昨日は山で雨に降られるし、こんなのを蝦夷梅雨と言うのでしょうか。

このまま地球温暖化が進めば、梅雨前線が北海道まで北上するのは間違いなし。

 

7月2日の当ブログで、この光沢の有る葉は・・・・、とUPした植物に花が咲きました。

これはラン科ツレサギソウ属タカネトンボ(高嶺蜻蛉)でしょう、初めて見ました。

 

霧雨の降る中で撮ったので良い写真が有りませんが、タカネトンボの一変種ミヤケラン(三宅蘭)かも?

 

上記と同じ場所でイチヤクソウの花も咲き始めた、画面左下にウメガサソウの稚樹も見えます。

 

イチヤクソウ科の植物は林内の薄暗い湿った場所に咲いています。

 

タカネトンボとイチヤクソウとウメガサソウは、狭い範囲にまとまって生えていました。

なにか共通した生育環境が有るのでしょうか。

 

ウメガサソウの花はまだ堅い蕾でした。


雨の山道を歩く

2023年07月15日 | 野歩き山歩き

天気予報では曇りだったので山へ行ったら雨に降られた、あてにならんなぁ。

山の天気は変わりやすいということか、暑くないだけまだましだ。

 

たまには雨に打たれながら歩く山路も良いものだ、今時期の雨は冷たくない。

 

それにしても前が全然見えない、どうせ熊なんか居ない(はず)からいいや。

こんな天気の日は、霧の中から熊だか人だか分からない黒い影がボワ~っと出てくるので、

熊鈴付けて歩く、熊よけではなく人よけです。

 

霧の中にヤナギランが咲く、早いなぁ~、もうこんな季節になってしまった。

 

まだ咲き始めたばかり、上の方はツボミの状態だ。

 

雨に濡れるヤナギラン、私も全身ずぶ濡れ。


近所の公園で

2023年07月12日 | 野の花山の花

この頃天気が良くないので、ちょいと近所の公園へ行ってみただけ。

 

刈り込まれた芝生の中に小さなウスベニツメクサが咲いていた。

 

早いものでヨツバヒヨドリが咲き始める。

今年もまた、この花めがけてアサギマダラが遥々とやって来るかな。

 

咲き始めたばかりのヨツバヒヨドリにキバネセセリがやってきた。

 

ビロードモウズイカが大きく成ってきた、背の高いものでは2.0mぐらいになる。

 

オオウバユリ、日の射さない林床で大きな葉を広げる。


ウメガサソウ

2023年07月10日 | 野の花山の花

ウメガサソウ(梅笠草)の若葉と花芽が大きく成ってきた。

いま見えている薄緑色の花芽はガクで、花はまだこの中に有る。

ウメガサソウはツツジ科の常緑小低木で、かってはイチヤクソウ科に分類されていた。

これで背丈10cmほど、なぜかこれ以上大きなものは見たことない、なぜでしょうか。


野に咲く小さな花

2023年07月08日 | 野の花山の花

昨日は七夕だったが、あいにく曇り空で星は見えなかった。

ダケカンバの林に薄っすらと霧が流れ込む、北海道に梅雨は無いが6月7月はこんな日が多い。

 

アカバナ科ミヤマタニタデ、1cmマクロで撮ってもこの程度、肉眼では小さくて花の形が分かりません。

 

キキョウ科タニギキョウ、小さな花だがまとまって咲いているので見つけやすい。

 

アカネ科オククルマムグラ、草丈の割に花は小さい、ムグラ(葎)とは、生い茂る雑草のこと。

 

オオバコ科(ゴマノハグサ科)テングクワガタ、生育環境によって大きさは異なる、これは小さいほうだ。

 

ユキノシタ科ズダヤクシュ、春一番に咲く花なんで、花期が終わって種になってしまった。

 

少し大きめの花、バラ科オオダイコンソウ、同じバラ科のイチゴの花に似ていませんか。

 

キク科ハナニガナ、この花は秋ごろまで咲き続ける。