人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

スローデジタル

2009年07月30日 | 写真

写真雑誌を見ていたら「スローデジタル」なる特集があった。

なんのこっちゃと読んでみたら、ハイスペックなデジカメの自動化機能を使用せず、

あえて古いフイルムカメラの様にマニュアル撮影を楽しむべし、ということであった。

スローライフとかスローフードと発想の原点は同じである。

世の中便利になりすぎると、懐古趣味が生じてくるものらしい。

ハイスペックなデジカメだろうがスローデジタルだろうが結果は同じ、

ただ撮るときの気分が違うだけだった。

Pentax

ならば私もと、この様な仕様で近所の散歩に出かける。

小型軽量でスナップ撮影にはもってこいなんだが、ファインダーが暗く不鮮明で

実用の役に立たないのが難点である。

ピント合わせだけは、ファインダー内の合ピント表示機能を使用した。

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住宅名が全て消され何の役にも立たない団地案内図、

こういうのを「トマソン何とか?」と言ったかな。

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札幌軟石(支笏溶結凝灰岩)で作られた狛犬。

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この神社が建てられた明治初期には、眼下は全て一望千里の原野だったのでしょう。

いまは札幌市のベッドタウンと化している。

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氏子が居そうにもない古い神社。

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札樽自動車道の橋脚です。

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28mmの単焦点レンズでは、ここまで寄るのが精一杯でした。

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咲き残ったハマナスの花に虫達が集まっていた。

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何年か前に造成して原野同然と成った分譲地をまた売りに出していた。売れないと思うよ。


今年の天気は異常です

2009年07月29日 | 今日の雑感雑記

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九州北部から山口県にかけては、大雨で大変な目に遭っているらしいが

札幌地方も7月に入ってからは、おてんとうさんの顔をほとんど見てません。

銭函海岸も海開きしたんですが、ドンヨリ鉛色の空の下若者がチラホラ居るだけ。

農作物にも被害が出ているらしく、今年の天候は本当に異常です。

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今頃の沖縄地方にはこんな風景が広がってるんだろうな、脱出したい!


北海道も梅雨です

2009年07月27日 | 野の花山の花

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梅雨の無いはずの北海道も、7月に入ってからは蝦夷梅雨です。

昨夜は街中が濃霧に包まれてしまいました。

野山へ出かけたくても、これじゃなぁ。近所の草むらを漁ってきました。

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梅雨の季節にツユクサが咲き始めた。

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ワルナスビと思ったがトゲが無い、イヌホオズキと思ったが鋸歯が有る、

帰化植物のアメリカイヌホオズキかな?

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ゲンノショウコ

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ウシタキソウ

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マツヨイセンノウ・雄花

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マツヨイセンノウ・雌花


手稲山の狛犬とシーサー

2009年07月26日 | 今日の雑感雑記

手稲山の山頂には手稲神社の奥宮が有り、入り口に狛犬とキツネの像が据えられている。

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キツネの像が有るということは、祭神はお稲荷さんかと思い手稲神社のホームページを

開いてみた(有るんですよ、これが)。

なんと手稲神社は、七柱もの神様をお祀りしている神様のデパートかコンビニみたいな

神社だったのです。ちなみに書き上げてみますと

①大國魂神(おおくにたまのかみ) 北海道神宮御分霊 国土全体の神

②大那牟遅神(おおなむちのかみ) 北海道神宮御分霊 開拓・農業の神

③少彦名神(すくなひこなのかみ) 北海道神宮御分霊 医薬の神

④天照坐皇大神(あまてらしますすめおおみかみ) 皇室及び国民崇敬の中心

⑤豊受姫大神(とようけひめのおおかみ) 食物をつかさどる神

⑥天満大神(てんまんおおかみ) 菅原道真公 学問の神

⑦倉稲魂神(うがのみたまのかみ) お稲荷様 商売繁盛の神

これだけ神様が揃っていれば、願い事は何でもかなう霊験あらたかなる神社だったのです。

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さて本題ですが、この狛犬の姿形は沖縄のシーサーそっくりです。

日本(大和)に狛犬が伝わったのは平安時代というから11世紀前後でしょうか。

一方沖縄では15世紀頃中国から伝わったとされている。

どちらも起源は古代エジプトやメソポタミアのライオン像であり、シルクロードを経て

伝わったものであり、似ているのは当然かも知れません。

以下に沖縄のシーサーの写真を三枚ほど。

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これらはいずれも体の向きからして、右側に据える口を開いた「阿形」の像です。

これに対して奥宮の狛犬は、右側に口を閉じた「吽形」の像が置かれています。

Wikipediaによれば、「昭和時代以降に作られた物は、左右共に角のない物が多く

これは本来 獅子 と呼ぶべきものである」と書いてあるから、これは狛犬ではなく

獅子像なのかも知れません。

ちなみに「シーサー」の語源は「獅子=シーシー=シーサー」との説が有ります。

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いつ頃作られた物かは解りませんが、かなり古い時代のシーサーです。

「細かいことはどうでも良い」 といった顔をしています。


帰宅難民体験

2009年07月25日 | 今日の雑感雑記

昨日は久しぶりに天気が良かったので、我が家からJR札幌駅まで歩いてみました。

大規模災害などで全ての交通機関がマヒした場合、職場から自宅まで歩いて帰らなければなりません。

帰宅困難で都心部に取り残された人々を「帰宅難民」といいます。

どの程度の時間が掛かるのか、はたして通行が可能か、ちょいと試してみたのです。

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JR琴似駅付近までは、線路脇に畑が有ったりして通行が可能のようです。

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琴似駅周辺には高層マンション群が有り、これが倒壊したら大きく迂回しなければなりません。

Tawa

桑園駅から札幌駅間は、鉄道高架とマンション群の間を通ります。

此処も恐らく通行は不可能になるでしょう。

ひたすら線路脇を通り我が家からJR札幌駅まで 13Km  3時間20分かかりました。

夏場の日中ならまだしも、真冬・夜間・火災発生などの場合は帰宅不可能と思われます。

札幌でさえこうなんだから、東京で直下型大地震が発生した場合は想像を絶します。


今年の手稲山のヤナギラン

2009年07月23日 | 野の花山の花

昨年は7月18日に山頂付近ゲレンデのヤナギランが満開になっていた。

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今日の手稲山、山麓駅付近でポツポツと咲き始めていた。

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山頂付近ゲレンデのヤナギランは、ツボミさえも出ていない。

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やっと見つけたツボミもこんなもんです。

I

頂上付近は、あいかわらずキリの中でした。今年の手稲山はヘンです。

そこで手稲山口のアメダス記録を調べてみました。

昨年7月の合計降水量 39.5mm      日照時間 121.5時間

今年7月22日までの合計降水量 131.5mm      日照時間 46.1時間 でした。

手稲山口でこれだから手稲山は推して知るべし、これじゃ花も咲かない訳だ。

余談になるが、悪石島まで皆既日食を見に行かなくて良かったなぁ~!


礼文島の観光写真です

2009年07月22日 | 島旅:天売島・礼文島

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標高1721mの利尻山、かっては南極観測隊の耐寒訓練の場であった。

本日の稚内地方の最高気温は13°C、高度100m毎に気温は0.6°C下がるから、

単純計算で頂上の気温は+2.8°Cのはず。

体感温度は風速1.0m毎に1.0°C下がるので、頂上の風速が10.0mとすれば、

体感温度は-7.2°C、7月下旬でもほとんど冬山です。

大雪山系で遭難事故が有ったが、夏山と言えども北海道の山を甘く見てはいけないのだ。

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なんとなく桃の形をしているから「桃岩」、標高249.5mの安山岩の塊です。

右側の緩い沢地形が有名な?桃岩地滑り、駐車場に向かって土砂が押し出して

いるのが解るでしょう。解らない?解る人には解るはず。

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猫の後ろ姿に似ているから「猫岩」、これも立派な観光資源です。

この写真を撮っている場所は「桃台猫台公園」と言います。

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礼文島の海、沖の磯舟はウニを採っているのかな。礼文島のウニは美味かったぁ~!

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北緯45度31分の宗谷岬が「日本最北端の地」なら、北緯45度27分のスコトン岬は「最北限の地」

海を渡って来た分だけ、こちらの方が日本のドン詰まり感が有りますな。

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観光案内には「澄海岬(スカイミサキ)」と書いてあるが、正式名称は「岡田ノ崎」。

岡田ノ崎では味気ないので、勝手に名前を変更したのかな。


礼文島 今時の花

2009年07月21日 | 島旅:天売島・礼文島

駆け足で回ったので、今時咲いている花のほんの一部です。

8時間コースを歩けば、まだまだ有ると思うよ。オバチャン集団が大勢歩いていたね。

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イブキトラノオ:桃岩園地で今を盛りと沢山咲いていた。

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チシマフウロ:桃岩園地にて、そろそろ終わり頃でした。

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ミソガワソウ:桃岩園地で、これも盛りを過ぎていた。

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ヨツバシオガマ:これも桃岩園地で、時期外れで上の方だけ花が残っていた。

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レブンソウ:桃岩園地にちょうど見頃で沢山有り。

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シロヨモギ:スコトン岬にて、白い葉がキレイ。

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トウゲブキ:澄海岬にて、あまり数は多くなかった。

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ハマベンケイソウ:これも澄海岬の漁港にて。

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レブンウスユキソウ:礼文林道の方に今でも咲いていると言われたが行かなかった。

            これは高山植物園に植えてあったもの。

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リシリヒナゲシ:礼文島にリシリヒナゲシ?これも高山植物園に植えてあったものです。


レブンアツモリソウ

2009年07月20日 | 島旅:天売島・礼文島

礼文島から帰ってきました。札幌から稚内まで315km、遠いなぁ~。

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何はともあれレブンアツモリソウの花です。ただしこれは高山植物園の鉢植えの花。

地生えの物は、6月上旬で花の時期はお終いです。その他の花もほぼお終いでした。

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悪名高き(?)YH 桃岩荘と猫岩(右端)です。

今回はお客さんを連れて、添乗員兼運転手でパックツアー並の過密スケジュールだったので

ゆっくり写真を撮っている暇も無かったので、ろくな物は有りませんが明日は観光写真でも。