今回車中泊に利用した厚岸道の駅、レストランに綺麗なトイレと洗面所、これに温泉でも付いていれば言うこ と無し。前に止まっている二台のワゴン車、横浜と大分ナンバーだが翌日帰りに寄ったらまだ居た。テーブルと イスを持ち出し二人で昼真っから宴会、一人は酔っぱらって駐車場で寝ていた。
三泊四日で1200km走った。一日平均300km、時間に換算すれば約6時間(軽ワゴン車なのでスピードが出 ないのだ)。AM7:00出発PM6:00宿泊地着のスケジュールだったから、食事・休憩・トイレタイムを除けば一日 の実行動時間は3~4時間のみ。典型的な貧乏人のパック観光旅行みたいなスケジュール、横浜と大分の御 仁を見習わなければ。計画通りに行動しなければ気が済まない貧乏人根性、これを直さなければとても仙人 には成れませんね。
十勝川河口付近に有る長節原生花園で撮ったシカギク、キク科シカギク属シカギク(鹿菊)名前の由来は不 明とのこと。葉っぱがヒジキみたいに成っているのが特徴。
十勝川河口から歴舟川付近までの約30kmの海岸線は、深く入り込んだ埋没谷の入り口が砂州で塞が れ、汽水湖が点在している。一帯は湿原を形成し、砂州の上は原生花園と成っている。あまり有名ではないが、 オホーツク海側の原生花園と引けを取らない存在なので、ぜひ御一見を。
釧路根室地方は、この時期海霧の発生が多い。今回も丸二日間、霧の中をさまよっていたみたいなもの。 厚岸の愛冠岬(アイカップみさき)で出会った鹿さん達もこの通り。なんだろな、てな顔してこちらをジット見てい た。最初は正面の数頭にしか気が付かなかったが、よく見ると右にも左にもウジャウジャ居た。鹿は人を襲わ ないが、この時期は子鹿連れなので気を付けた方が良い。エゾシカは近くで見ると結構大きい、突進し頭突き をされたらジダンの頭突きどころではない。
アヤメの咲いていないあやめが原へ行った。アヤメ以外の山野草が咲いていたので其れなりに楽しめた。最 盛期を過ぎたトモエシオガマ、ゴマノハグサ科シオガマギク属トモエシオガマ(巴塩竃)花が落ちてしまって巴 の形に成っていない。
北海道原人の私でも、道内にはまだ行ったことの無い所が有る。風蓮湖~春国岱~アポイ岳(ここは三回 目)方面へ三泊四日車中泊の旅に出た。釧路~根室間の国道44号線には制限速度が無いらしい。80km走 行の脇を次から次へヒュンヒュンと追い越して行く。100km超は当たり前の雰囲気だった。もっとも①直線道路 ②信号機が無い③交差点が無い④対向車が居ない⑤人も自転車も居ない(人が住んで居ない)ならば必然的 にそうなるんだろうね。そう言えば、パトカーが赤色灯を付けずに流れに乗って一緒に走っていた、おおらかなも のだ。
春国岱に咲いていたウンラン(海蘭)、ランと言ってもランではない。ゴマノハグサ科ウンラン属ウンラン、一 見マメ科の花の様。下は風蓮湖畔に咲いていたエゾオオヤマハコベ、花びらが細かく裂けているのが特徴です。