富士フイルムから Fine Pix REAL 3D W1 というデジタル3Dカメラが発売になったそうな。
液晶モニターでも専用ビューワーでもプリントでも裸眼で立体視できるそうだが。
でもやはり正統派3D写真は、平行法立体視だと思います。
そこで今日は天気も悪いので、家に篭もってこんなことシコシコやっていました。
遠くを見るつもりでボケーっと眺めていれば、左右の画像が中央へ寄り重なります。
どうしても画像が重ならない方は、画像をクリックすれば横400ピクセルに縮小され見やすくなります。
遠近感の有る画像なので、簡単に立体視できると思います。
ブツ撮りしてみました。Vest Kodak Model B です。
中央に花が一個だけ、この様な画像も簡単に立体視できます。
単色の花が一様に散らばっている画像は難しい、これを立体視出来れば卒業です。
今週もパッとしない天候で新ネタが無いので雌阿寒岳の続きです。
オンネトーです。曇り空の下で撮ったんですが良い色をしていますね。
酸性湖ということなんで、温泉水が混じっているのでこんな色をしているのでしょう。
オンネトーは、然別湖の東側に有る東雲湖、支笏湖の近くに有るオコタンペ湖と
北海道三大秘湖の一つです。東雲湖は行ったことが無い、近くに
東西ヌプカウシヌプリ(1252m)、白雲山(1186m)・展望山(1173m)が有るので
その内行ってみようかな。
雌阿寒温泉、野中さんが経営しているので別名を野中温泉と言います。
大抵の登山者は此処に一泊して雌阿寒岳に登り、キャンプ場登山口へ降りてくる。
私はビンボーなんで、キャンプ場の駐車場で車中泊して逆回りで此処へ降りてきた。
泉質は含食塩・含石膏・硫化水素泉、PH6.4で実に正しい温泉なのです。
ただし、大きな木枠の湯船と回りが板敷きに成っているだけで、洗い場も何も有りません。
湯治場の雰囲気なんですが、大量の源泉が蕩々とかけ流しでこれはこれで正しい温泉です。
二度入りに行ったのですが、客が大勢居て写真撮れませんでした。
これは屈斜路湖和琴半島の露天風呂、向かいは湖畔キャンプ場です。
無料で24時間入浴可、アッサリした温めの湯なのでノンビリ入るには最適なんだが、
緑色の藻が生えていて多少気持ちが悪い。
オヤジが二人だけだったので「写真撮ってもいいかい?」と聞いたらOKだったので撮ってきた。
8月中旬ともなれば高山植物の花も終わり頃であるが、目に付いた物を幾つか。
かろうじて花の残骸が残っていたコマクサ、7月中旬頃が見頃か。
メアカンフスマ、これは今が盛りと沢山咲いていた。
イワブクロ、これも時期は過ぎていたがまだまだ咲いていた。
メアカンキンバイ、花が残っていたのはこの一輪だけだった。
アカンマルバシモツケ、温泉コースの方に多く咲いていた。
ヒメイワタデの白い花です。
ヒメイワタデの赤い実です。
ハナゴケ科のコアカミゴケ(地衣類)です。
午前7時にオンネトー登山口を出発した時は、薄日が射す程度で辺りにはキリが立ちこめていたが、
4合目付近まで登ってきたら急に日が射して木漏れ日が山道を照らしはじめた。
アカエゾマツの森を朝日が貫く。
薄暗い亜寒帯の森の中を一人で歩いている時、この様な情景に出会うとホッとする。
苔むすアカエゾマツの林床。
星野道夫のアラスカの写真を思い出し一枚撮ってみるのだが、スケールが小さい。
唯の倒木です。
アカエゾマツの倒木更新。
オンネトーコースの6合目を過ぎれば森林限界、トルコブルーのオンネトー湖が見えてくる。
雌阿寒温泉コースを下る時、一瞬雲が切れ阿寒湖がチラリと見えた。
あとはオンネトー湖を眼下に見ながらひたすら下るだけ。
オンネトーコースは森林限界付近までアカエゾマツの森であるが、
雌阿寒温泉コースは4合目まで広大なハイマツ帯が広がる。
天気予報とにらめっこしながら、何とか晴れ間を見つけ雌阿寒岳(1499m)へ行ってきた。
ついでに雄阿寒岳または摩周岳へ行く予定だったのだが、翌日は朝から雨で晴れそうにもない。
予定変更し昨年登り残した北鎮岳(2244m)へ向かったのだが、黒岳ロープウエイ駅で
明日の天候を聞いたら、朝は雨で後曇りとの事なのでそのまま札幌まで帰った。
それにしても今年の天気は何てことだ。ちなみに黒岳山頂の気温は5°だって。
登山コースは、オンネトーキャンプ場⇒阿寒富士分岐⇒雌阿寒岳⇒雌阿寒温泉登山口⇒
車道を歩いてキャンプ場までの一周コースで約6時間でした。
下山後雲の切れ間に撮った、左が雌阿寒岳、右が阿寒富士です。
1476mの阿寒富士、ついでにこれもと思っていたのだが、あまりにもの急斜面に
ビビッてしまいパス。実物を目の前にすれば、や~めたっ!と言いたくなります。
左側にジグザグの登山道が写っているはず、緑色はハイマツです。
雌阿寒岳火口の全景、右側火口壁の高い所が頂上、噴火で山頂が吹っ飛ぶ前は
1700mぐらいのコニーデ火山だったのでしょう。中央の水溜まりが青沼です。
左側の噴煙の下を登山道が通っている、亜硫酸ガスで喉がヒリヒリした。
こちらの火口は音もなくモクモクと噴煙を上げている。
こちらはジェットエンジンの様な音をたて吹き出している。左下が赤沼です。
火口原越しに見た阿寒富士です。晴れていれば眼下に阿寒湖と雄阿寒岳が見える
はずなんですが、雲の中で何にも見えなかった。
今年は一月遅れで夏がやって来た、ちょいと山へ行くので更新四五日休みます。
先月大雪山系トムラウシ山縦走ツアーの遭難事故で8人が死亡した。
原因は、ガイドの天候判断ミス等々色々有るだろうが、基本的には登山というものを
不特定多数が参加するツアー形式で行うものではない。
これが自ら計画を建て、現地の状況を事前調査し、天気図を読んでいた複数の
グループであったなら事故には至らなかったであろう。
おんぶに抱っこ、楽してトムラウシ山へ行こうなんて考えが事故の原因である、と思うよ。
私もトムラウシ山へは行ってみたいと思うが、もはや気力も体力も無し。
今回はチョイトそこいら辺の低山です。写真沢山撮ってくるぞぉ~。