人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

夏至と冬至と空木

2022年06月29日 | 自然観察

夏至の頃の夕陽、ほとんど全ての生命のエネルギー源ですが、暑さ寒さは程々に願います。

 

冬至の頃のダケカンバの林、霧氷じゃありません着雪ですが、この頃あまり見かけなくなった。

日が昇るとすぐに解け落ちてしまう、やはり地球は温暖化しているのかな。

 

今時野山で咲いているハルジオン(春女苑)、見た目にはヒメジョオン(姫女苑)と区別がつかない。

ハルジオンは蕾がうなだれていること、茎が中空であることから区別できる。

 

尾根に生えていてもスイカズラ科タニウツギ、漢字で書くと忍冬科谷空木、これも幹の中が空洞であることから。


アカネ科の花は赤くない

2022年06月27日 | 野の花山の花

茜色とは「少し黄色みを帯びた暗い赤色」、こんな色かな、ちょっと違うかな。

アカネ科の植物、赤根で染めた色とのこと、日の丸の赤は茜色だそうです。

 

アカネ科クルマバソウの花、白です。

 

アカネ科オククルマムグラの花、白です。

 

アカネ科ソナレムグラの花、白です。

 

 


丑三つ時の空に惑星

2022年06月26日 | 自然観察

6月26日午前2時30分、南東の空に右から木星・火星・月齢27.0の月とその左下に金星が見えていました。

画面外右側に土星も見えていたのですが、手持ちのレンズでは入りませんでした。

午前2時30分と言えば草木も眠る丑三つ時、当世の丑三つ時のなんと明るいことか。

この後、金星の下から水星も昇ってくるのですが、すでに薄明が始まっています。

空が暗く日の出の遅い南西諸島なら見えるかも知れませんね、泡盛飲みながらそんな空を眺めてみたいな。


初夏の手稲山で ユキザサの花など

2022年06月23日 | 野の花山の花

昨日の手稲山頂上はドンヨリとした雲が掛かり変な天気、頂上気温は22℃、暑かった。

 

頂上ダケカンバの林も鬱蒼たる緑の世界に変身、植物の生命力ってすごいな。

 

おそらく、今年最後の蕗を採ってきた、遅くまで残雪の有った所です。

 

林の中で木漏れ日を浴びて咲くキンポウゲ。

 

薄暗い林床でひっそりと咲くタニギキョウ、小さな花です。

 

道端の雑草の中に咲くタニマスミレ、丸い葉が特徴です。

 

小さな花のツボスミレ(ニヨイスミレ)、ほとんど雑草です。

 

ツボスミレは花が小さいのでUPで撮ってみた。

 

ユキザサの花、茎が赤紫色をしているので北海道ではアズキナと言って春の山菜です。


森は生きている

2022年06月19日 | 自然観察

一年中こんな感じではありますが、二月上旬に撮影した西表島の森の中です。

この狭い中にシダ植物のオオタニワタリ、ヤシ科のコミノクロツグ、サトイモ科のハブカズラなどが生えています。

気温が高く日射と水分がタップリの亜熱帯の島では命がひしめきあっている。

約2億5000万年前~6500万年前の中生代の森の中を髣髴とさせます。まさにジュラシックパークの世界です。

 

二月上旬の北海道の森の中、全ての植物は長い眠りについていますが、どっこい生きています。

 

そして半年後、森は濃密な緑の世界へと蘇ります。

一年中緑の世界が良いのか、半年雪の世界が良いのか、どっちかな?


ワラビとカラスアゲハ

2022年06月16日 | 野歩き山歩き

昨日は天気が良かったので手稲山へワラビを採りに行ってきました。

遠くの山々の雪も解け、これからは夏山シーズン、羊蹄山が奇麗に見えていた。

 

標高850m付近のワラビ、さすがに生育環境が厳しいのでやせ細ったワラビですが味は変わりません。

 

標高600m付近のワラビ、スーパーで売っているロシア産のワラビと同じです、そのうち無くなるだろうな。

ワラビのレシピを見ると、汁の実・おひたし・油炒め・煮つけ、納豆和え・・・これは食ったことないな。

 

花よりワラビだけではありません、シラネアオイがまだ咲いていましたよ。

 

山の上の方ではサンカヨウが見頃を迎えていた。

 

ハクサンチドリは頂上付近まで咲き進んでいました。

 

カラスアゲハがタンポポからタンポポへと飛び回っていた。

花が咲き蝶が飛び回る、良い季節になりました。

 

 


イチョウ・ソテツ・スナズル

2022年06月13日 | 自然観察

イチョウ科イチョウ(銀杏)他の植物とはちょっと変わった葉の形、何となく好きです。

約3億年~2億5000万年前のペルム紀(二畳紀)に出現した世界最古の現生樹種だからか。

 

イチョウの木に最も近い植物はソテツ科ソテツ(蘇鉄)だそうです、これも見た目変わった植物。

 

スナズル(砂蔓)、クスノキ科スナズル属スナズル、これがクスノキ科とは植物の分類は解らない。


今時の草叢に咲く小さな花

2022年06月11日 | 野の花山の花

半年も経つと、こんな季節も有ったんだと思うようになりました。

 

ナデシコ科オオヤマフスマ(大山衾)、衾とは布団のこと、布団を敷き詰めて様に辺り一面真っ白に咲くから。

 

ユキノシタ科ズダヤクシュ(喘息薬種)、漢方の喘息薬だそうです。

桐の葉に似ている、この葉の形を見ると、500円硬貨の裏側を連想します。

 

ナデシコ科ウスベニツメクサ(薄紅爪草)、○○ツメクサと言う名の花は沢山有りますが。

 

アヤメ科ニワゼキショウ(庭石菖)、いかにも日本的佇まいの花ですが、北米原産の外来種。

 

ムラサキ科ノハラムラサキ(野原紫)、ワスレナグサを小さくしたような花、ほとんど同じです。

 

オオバコ科ヘラオオバコ(箆大葉子)、どこが花なんだかよくわからない花です。

 

ユリ科マイズルソウ(舞鶴草)、鶴の舞う姿、名前がいいです。

 

レンプクソウ科レンプクソウ(連福草)、一属一科これだけの植物だそうです。