人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

俗人の仙人論ー続き

2006年09月10日 | 社会・経済

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 昔は巷にも○○仙人と呼ばれる人が居たものだが、昨今はさっぱり見掛けなくなったね。世の中が進歩し便 利に成ればなるほど、仙人の類は減り今では絶滅危惧種である。生態系の環境破壊が進めば動植物の絶滅 種が増えるのと同様に、仙人の絶滅は人心の環境破壊に起因している様に思えてならないのだが。

 憂うべき環境破壊は、何も自然界だけに限らず同時進行している人間社会の人心の内的環境破壊、いやこ れこそが自然界の(人間圏を除く)環境破壊をもたらす元凶なのかも知れないね。

 今では仙人=落ちこぼれとしか見られていないが、落ちこぼれの一人や二人が生息出来ない様な社会は、 それだけ余裕の無い社会と言う事であって、決して成熟した市民社会とは言えないよ。

 環境保護を声高に叫んでいる各々方、クマゲラやクジラだけが保護の対象ではないのですぞ、仙人もレッド データブックに加えて下さいよ。

 写真と仙人何の関係が有るかですと、「明鏡止水」仙人の心境とでも無理矢理こじつけておきましょうか。