人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

慶留間島から外地島へ

2009年12月01日 | 島旅:阿嘉島・慶留間島

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今朝は冬には珍しく朝霧が発生しJRに遅れが出るほどでした。

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阿嘉大橋を渡って慶留間島へ行きます。面積1.15K㎡人口75人でこれが市街地の全てです。

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慶留間小中学校、こんな青い海に囲まれて日本一羨ましい学校です。

でも人口75人の島の学校、児童生徒の数より先生の人数の方が多いそうです。

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慶留間橋を渡れば、画面左が空港が有るだけの無人島、外地(ふかじ)島です。

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外地島の橋のたもとにこんな石碑がひっそりと建っていました。

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ここが上陸した浜でしょう。こんな美しい海で惨劇が繰り広げられたなんて・・・・・。

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まれにチャーター便が離発着するだけのケラマ空港、向かいは渡嘉敷島です。

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外地島で見つけた葉緑素を持たない寄生植物のナンバンギセル。


ウコンイソマツ・他

2009年11月30日 | 島旅:阿嘉島・慶留間島

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早いもので明日から12月、裏山の散歩道もこんな寒々しい風景に変わってしまいました。

ここにまた野の花が咲き始めるのは5ヶ月後ですが、沖縄の野の花に季節はないようです。

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阿嘉島の後原(くしばる)展望台へ向かう山道で咲いていたリュウキュウツワブキの花。

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ゲットウの実が真っ赤に熟し、今にも種が飛び出しそうです。

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砂浜ではクサトベラの花がポツポツと咲いていた。

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海岸の岩場にウコンイソマツの群落が有りました。

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満潮時には波を被ってしまいそうな岩の割れ目に生えています。

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パット開いたウコンイソマツの花です。

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これは何でしょか、リュウゼツランの仲間?背丈は3m程も有りました。


D90で沖縄の星空を撮る

2009年11月29日 | 島旅:阿嘉島・慶留間島

Nikon D90 抱えてわざわざ沖縄の離島まで行ったのは、11月18日に出現のピークを

迎える獅子座流星群の写真を撮りたかったのです。

当日の夜は奇跡的に快晴で一晩中満天の星空でした。

午前0時頃から2時間と、明け方40分ほど空を見ていたのですが、数個の流れ星を

見ただけで写真には撮れませんでした。

したがって唯の星空風景写真です。

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午前1時24分 阿嘉島からほぼ真東の空、これは40km離れた沖縄本島の明かりです。

スカイラインの島影は渡嘉敷島、これが無ければ水平線がギラギラ輝いていたでしょう。

データは 16mm  F 4.0  22s  ISO 2000  です。

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午前1時15分 南東の空に昇ってきたシリウスと大犬座、前景は慶留間島のシルエット。

データは 16mm  F4.0  39s  ISO2000  です。

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オリオン座とシリウスを入れてみました。

データは 16mm  F 4.0  32s  ISO2000  です。

M31

カシオペア座とM31、さすがに離島の天頂付近の空は暗く天の川も写っています。

データは 16mm  F 4.0  35s  ISO3200  です。

M42

オリオン座の三つ星とM42 です。

データは 85mm  F 5.6  21s  ISO3200  です。

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オキナワキョウチクトウの花と実、美味しそうだが猛毒なので触らないように。


阿嘉島の海

2009年11月28日 | 島旅:阿嘉島・慶留間島

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阿嘉島の中岳展望台から見下ろした阿嘉大橋と慶留間島。

昔ケラマジカはこの海峡を泳いで渡っていたが、今は橋を渡っているとか。

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阿嘉集落はこのメーヌハマ(大和言葉に翻訳すれば「前の浜」?)に面しています。

さすがに11月中旬ともなれば訪れる人も居ませんが、夏は人だらけだそうです。

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阿嘉島といえば何といっても島の北部に有るニシハマ(北浜と書いてニシハマと読む)です。

この日はフェリーが欠航するほどの荒天、でもこの海の色・・・・・!

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ニシハマの一風景、沖縄の海は一度見ると中毒に成ります。

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モンパノキの木陰でひがな一日寝て暮らす、沖縄の離島にはそんな生活スタイルが似合います。

でもビンボーなビンボー性のヤマトンチュウには、なかなか真似の出来ない事なのだ。

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これはお遊び写真、砂浜の足下を見ればこんな感じです。

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アダンの実はまだ青かった。


ケラマジカ

2009年11月27日 | 島旅:阿嘉島・慶留間島

ケラマジカ(慶良間鹿)は、1640年頃鹿児島から慶良間諸島の久場島へ移入された日本鹿の

子孫だと言われています。

島嶼化(島嶼部ではエサが少ないため、他の地域よりも体が矮小化する)のため体が矮小化

しているのが特徴で、国指定の天然記念物です。

チラッとでも見れたらラッキーと思って行ったのですが、何のこと無い島中鹿だらけでした。

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これは昼間に集落近くの海岸に出てきた若い雌鹿と子鹿です。

親子か兄弟か赤の他人かは分かりませんが、雌は雌どうし、雄は雄どおし数頭の群れを作る様です。

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体の大きさはどの程度か、ドラムカンと比べてみて下さい。本当に小さいのです。

でも部屋の中で「座敷鹿」として飼うには大き過ぎます。

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雄鹿は体色が黒く、目の回りが白いのが特徴で、この個体の体の大きさは雌と同程度でした。

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夕方街中へ出てきた若い雄鹿、短い角が生えています。

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中岳展望台へ向かう林道に現れた雌鹿です。30m程の距離であれば、何だ?何だ?と

興味深げに此方を見ているが、それ以上近づけばサッと逃げてしまいます。

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夜中に懐中電灯を持って探しに行ったら居るは居るは、彼方此方で二つ目玉がギラギラと。

島民の話によると、数が増えすぎ農作物が荒らされ困っているそうです。

天然記念物を獲って鹿肉ステーキにする訳にもゆかず、と言っていました。

近年エゾ鹿も日本鹿も数が増えているそうですが、これも地球温暖化により

食糧が豊富に成ったせいでしょうか。

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今時野山に咲いているのはランタナぐらいなものでした。


阿嘉島へ行く

2009年11月26日 | 島旅:阿嘉島・慶留間島

阿嘉島は那覇市西方海上約40kmにある慶良間諸島の内、座間味村に属する

有人三島の一つです。那覇空港から正面に見えるのは渡嘉敷島で、その後ろ側に有ります。

座間味村は、座間味島・阿嘉島・慶留間島と無人島で飛行場だけが有る外地島から成っている。

阿嘉島・慶留間島と外地島間には橋が架かっているので、歩いても行けます。

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阿嘉漁港と阿嘉の集落、これが阿嘉島の全てで他は山と森だけ。

人口300人面積3.82k㎡、那覇泊港から高速船で50分、フェリーで一時間半です。

島の食堂の女の子は「北谷町(ちゃたんちょう)に住んでいるより便利」と言っていた。

海の透明度が高いためダイバーのメッカ、世界中からこの小島を訪れるそうです。

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前出の写真はこの阿嘉大橋の上から撮ったもの、左が阿嘉島右が慶留間島です。

島民曰く「数億円かけて作ったのに、一日数台しか車が通らない・・・沖縄って変な所」。

此処だけに限りません、沖縄県には変な橋が沢山有ります。

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橋の上から海峡を覗けばマンタと海がめの姿を見ることが出来るそうです・・・運がよけりゃ。

正面に見えるのは「サクバルの奇岩」と呼ばれる唯の岩、その向こう側に見える島は

慶良間諸島最高峰標高270mの無人島、久場島です。

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別にどって事無いモンパノキなんだが、単純バカ人間はこんな風景が好きなんでパチリ。

何のために阿嘉島へ行ったかって?天然記念物のケラマ鹿に会うためが1つの目的。

明日は鹿の写真でも。


帰ってきました

2009年11月25日 | 島旅:阿嘉島・慶留間島

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昨日沖縄から帰ってきました。那覇の国際通りで、まだホウオウボクの花が咲いていた。

今回は予算が少ないので、阿嘉島・渡名喜島・久米島を回ってきただけ。

那覇市滞在も含めて11日間、ず~っと前線が停滞し曇り・小雨・強風の毎日だった。

でもたまに日が射すと、ヤッパ沖縄の海は綺麗だなぁ~。

明日からボチボチと写真を整理してUPしますので、見てね。