人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

明日からまた山歩き

2007年09月30日 | 今日の雑感雑記

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 明日からまた山歩き再開、でも今週は天気が良さそうなので気が楽です。今時期の森の中は、午後三時半も 過ぎれば暗くなり肌寒くヒンヤリとしてきます。真夏の暑さの中で、汗だくになっての山歩きよりは楽ですが。そこでフ ト考えたのですが、これと同じ仕事を沖縄方面の島々で行ったらどうなるのだろうと。

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 気温30度湿度90%、木の間から照りつけるジリジリとした太陽、したたる汗に目も開けられず全身ずぶ濡れ。ハ ブの恐怖に怯えながら足下からはい上がるヤマヒルに血を吸われ、ヤエヤマサソリにマダラサソリ、オオゲジにトビ ズムカデ、アマビコヤスデにヤエヤママルヤスデ、ヤマンギと言う超強烈な毒毛虫などなど、考えただけで鳥肌が 立ちます。北海道で良かった、ゲジゲジの類に比べたら熊なんぞはカワイイもんです。


何となく秋の雰囲気

2007年09月29日 | 今日の雑感雑記

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 今日明日は休日のため、現場から帰ってきました。現場の風景写真でもと思ったのですが、これが現場の風景 です。ひたすら森の中、藪をかき分け鹿道を辿り、地図を片手に崖を登ったり沢を詰めたりの毎日です。こんな仕事 をしていれば、縄文時代やアイヌ民族の狩人の生活が偲ばれます。彼らもまたこんな森の中に熊や鹿を追い求 め、時には山中で野宿なんかしていたんだろうな、なんて思ったりします。現代人の我々は逆に、熊や鹿に追いか けられないかとヒヤヒヤの毎日です。昔の人は逞しかったんですねぇ~。

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 今時の季節咲いている花と言えばこんな物、エゾトリカブトだと思います。アイヌの狩人が熊を狩るときに使った 毒矢の原料です。木々の葉も何となく色づいてきて、秋の気配を感じさせる森の中にはキノコが沢山出ています。一 見美味しそうに見えるのですが、キノコは全くの素人なもので手を出しません、残念。

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 空の雲も何となく秋!また南の島と温泉が恋しい季節となりました。


一仕事の現場から

2007年09月24日 | 今日の雑感雑記

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 現在携わっている一仕事の現場からは、遠くに夕張岳を望む事ができます。でも本当の現場は、遠くの山は おろか空さえ見えない森の中や藪の中です。何の仕事かと言いますと、①レーザープロファイラーという高精度 の地形図から地滑りや斜面崩壊地形を抽出する(一種の地形地質学です)②現地へ行って実際に有るか確認 する。今は現地確認の段階で、毎日山の中を駆けずり回っています。

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 道無き山中に分け入れば、たまには天然記念物に指定したい様な巨木に巡り会う事が有ります。これはカ ツラの木(だと思う?)で、幹の太さは1.0m以上有ります。エゾマツやミズナラの巨木も彼方此方で見掛けまし た。この付近の山には、熊さんは居ない様ですが、エゾシカは群れをなして我が物顔で走り回っています。でも やはり、同じ山歩きでも遊びの方が楽しいことは言うまでもありません。


亜熱帯の花

2007年09月20日 | 写真

ネタ切れしたので美しい亜熱帯の花の写真でも。

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キバナダンドク:ダンドク科(カンナ科)の多年草、熱帯アメリカ原産、八重山諸島の各地に野生化している。

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クチナシ:アカネ科の常緑樹、静岡県以西の山野に自生している。花の形が風車に似ている事から、沖縄地 方では方言名カジマヤーとも呼ばれる。

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テッポウユリ:もちろんユリ科のユリ、屋久島以南に自生する。名前の由来は(自信無いが)銃口の開いたマ スケット銃に似ているから。

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ハイビスカス:アオイ科、確か(これも自信無いが)食用にするオクラの仲間、別名ブッソウゲ、方言名アカバナー又はグソーバナ、グソーとは沖縄方言で彼の世(後世・グソーと読む)の花と言う意味か?


今なぜ岡本太郎なのか

2007年09月18日 | 今日の雑感雑記

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 昨日は敬老の日につき、お仕事は休み。本屋へ行って「岡本太郎の見た日本」赤坂憲雄著・岩波書店を買 ってきた。岡本太郎は1996年享年84才で死去、10年以上たった昨今何故かその存在が見直されているらしい。 私も「沖縄文化論・忘れられた日本」を読んでからは、これはと思う様になりました。一言で言うならば「縄文時 代の文化・琉球列島の文化に日本の、日本人の原点を感じた」と言った所でしょうか。彼一流の辛辣な言い方 では「奈良・平安以降の日本文化なんぞは、大陸文化を模倣した薄っぺらな貴族・官僚趣味」らしい。

 今なぜ岡本太郎なのか、バブル崩壊、失われた10年、小泉構造改革、希望格差社会の到来、息づまるよう な社会的閉塞感、これら諸問題の解決策を日本文化の原点である縄文文化に感じ取ったのかも知れません。 せっかく本を買ってきたのに、今日からまたお仕事で読んでいるヒマが無くなりました。写真は本文とは何の関 係も有りません。雨宿りで逃げ込んだ庇の角と、向かいのビルのアングルが偶然一致したので撮っただけで す。


一仕事始めてしまいました

2007年09月14日 | 今日の雑感雑記

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 またまた柄にもなく、遊び人が一仕事始めてしまいました。例によって山歩きです。まあ趣味と実益を兼ねて いると言えば聞こえは良いが、私に回ってくる仕事はこんなもんです。写真は一仕事の現場の一部です。した がってブログは今後約一月間たまにしか書けません。たまには山歩きレポートを掲載しますので見てね。


手稲前田森林公園

2007年09月13日 | 今日の雑感雑記

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 だいぶ前にこのブログで、札幌市の手稲前田森林公園の設計は手稲山を借景として設計されていると書き ました。公園から見ると、水路(キャナル)を通して正面に手稲山が見える様に配置されています。

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 では手稲山から見ればどの様に見えるでしょうか。公園全体の敷地に対して、水路が無理矢理斜めに配置 されているのが解ります。でも公園全体は広いので、中に居れば違和感は感じません。上から見れば何じゃこ れは?と成るのですが。


コモチマンネングサ

2007年09月12日 | 今日の雑感雑記

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 与那国島のクブラバリへ行ったとき、足下に生えていた草です。ベンケイソウ科コモチマンネングサです。別 に珍しくも何でもないんですが、何となく写真に撮ってきました。

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 これは函館市郊外で撮った同じくベンケイソウ科のエゾノキリンソウです。南北3000km以上離れていても同 じ科なら、同じ様な花です、当たり前か。


野良の子猫

2007年09月10日 | 今日の雑感雑記

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 家の近くに100m×100m程の自然公園が有り、この界隈が宅地開発される前の、原始の森の様相をそ のまま保存してあります。今でこそ一面に家が建ち並び、札幌市のベッドタウンと化していますが、数十年前ま では、キツネやタヌキが徘徊していてもおかしくない環境だったようです。

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 昨日散歩していたら蕗の葉の下から、まだ足下もおぼつかない子猫がヒョコっと顔を出しました。どうやら此 処をねぐらにしている野良の子猫のようです。

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 全部で三匹居り兄弟子猫みたい、母猫と死別したのか捨て猫なのか、天敵の鷹や野良犬に襲われない藪 の中を住処とし兄弟肩を寄せ合って生きている様だった。呼ぶと近寄って来るので、誰かにご飯を貰うこともあ るのでしょうが、間近に迫ったこの冬を無事生きながらえる事が出来るのか心配になりました。

 


セイロンベンケイ

2007年09月09日 | 今日の雑感雑記

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 年を取れば物忘れが激しくなったり、思い出そうとしても「アレッ、あれですよ!」と言うばかりで肝心のアレ が出てきません。私の場合は極端で、何ヶ月も前の「アレ」がある日ある時突然に何の脈絡も無く「アレってコレ だったんだ!」と思い出すことが有ります。

 この花の写真もその一つ、何度も図鑑で見ていたはずなのにPCのアルバムに入っていた事を忘れていまし た。昨年の二月に沖縄本島の辺土岬金剛石林山に行った時撮った写真です。ベンケイソウ科セイロンベンケイ (方言名ソーシチグサ又はチョーチングワー)。何処かの島のお土産やでこの植物の葉を売っていました(事も 今思い出した)。鉢の上に置いておくだけで、葉から芽を出し増えてゆきます、と書いて有った。すなわち無性 生殖で増殖する植物です。本当の花は、このチョウチンの様なガク片の中で咲いているそうです。