外は相変わらず暴風雪です、暇なのでもう一本投稿します。
先日天候の合間を見て、手稲山千尺スキー場跡へ散歩に行ってきた。
頂上までの標高差が千尺(330m)で軽い運動にはちょうど良いのだが、
途中で不整脈が出始めてゴルフ場から引き返してしまった。
本当に情けない体に成ってしまったものだ。
ポンコツに成ったわが身を見る思いで眺めてきた廃屋、千尺スキー場レストハウス跡です。
形あるものは必ず滅す、生あるものは必ず死す、栄枯盛衰世の習い、
なにやら平家物語の琵琶の音が聞こえてきそうな雰囲気になってきた。
この写真は、320万画素のPENTAX Optio s で撮ったものをLightroom4で
レタッチしてそれらしく仕上げたものです。
今じゃトイカメの部類に入るOptio s だが、かえって雰囲気の出る写真が撮れる。
トイカメ一台ほしいなぁ。
暇つぶしに昔の写真を見ていたらこんなものが有った。
宮古諸島の一つ来間島の長間浜のビーチである。
今では美しい隠れビーチとして人気のスポットだが、2008年6月当時は
訪れる人もなく静かな所でした。左端の島影は伊良部島です。
話題はビーチではなくこの写真、知る人ぞ知る「来間島のトラバーチン」である。
トラバーチン(travertine)とは地学辞典によれば
「緻密な、しま状構造をもつ化学的沈殿による石灰岩」とある。
これはあの暗灰色をした美しくもなんともない琉球石灰岩が結晶化(大理石化)
したものが炭酸カルシュウムの沈殿により緻密な硬い岩石に変化したものです。
長間浜のあちこちに露頭しており、波に磨かれ美しい石の表面を見せています。
来間島ではかって高級石材として切り出され、国会議事堂や靖国神社の
大鳥居などに用いられているそうです。
これはサンゴの欠片や貝殻が炭酸カルシュウムの沈殿により
カチンカチンになったトラバーチンの一種です。
今日は朝から雨、予報では最高気温10°Cとのこと。
昨年の日記帳を見たら、11月14日「札幌市街地に初雪」
11月17日「本格的積雪10Cm、市内真っ白だ」と書いてあった。
これは15日に撮った近所の桜の木、まだ秋としか言いようがない。
話は変わって、これはGPS機能の付いたデジカメで撮った画像データーです。
これによれば、2012年11月16日11時17分03秒に、
北緯43°4.9892′(4′ 59″) 東経141°12.3108′(12′ 19″)標高575.9mで
真北から36.86°東の方向を撮ったものであることが解る。
でも緯度経度で言われても何処だか解りませんよね・・・・そこで。
国土地理院のホームページに「地図閲覧サービス(ウオッちず)二万五千分一地形図」
というのがあり、北は北方領土から南は魚釣島までの地形図を見ることが出来る。
画面中央の十文字の位置の緯度経度が、画面上部左側に秒単位で表示される。
画面をスクロールして、目標とする緯度経度の所へ十文字をもってくればよい。
このデジカメのGPSの精度は10mと取説に書いてあったが、ドンピシャリで
道幅一本分もズレていない。
標高は約4mズレているが、GPSはもともと標高の精度は良くないのでまあまあだろう。
今日は全道的に高気圧に覆われ、抜けるような晩秋の青空を背景に霧氷の手稲山。
霧氷をまとった頂上の木々、頂上へたどり着いた時には全て融け落ちていた。
日の当たらない西峰北斜面の霧氷です。
今日は頂上から360°見える物は全て見えた。石狩湾越しに暑寒別岳です。
頂上からの何時もの風景、羊蹄山、定山渓天狗岳、無意根山です。
余市岳と朝里岳です。
札幌市街地の向こう側に、右に夕張岳、左に芦別岳です。
南側を見ると、噴煙を上げる樽前山、不風死岳、恵庭岳のシルエット。
そして今日のハイライト、右から十勝岳連峰、中央にトムラウシ山、左端が大雪山で、
旭岳の爆裂火口まで見える。
こんな天気の良い日は年に何回もない、もっと早起きして出かけ、
朝日にきらめく霧氷の森の中を歩いてみたかった。