山から下りた日は、二年前同様知内町小谷石にある海峡の宿 然 に泊まった。
小谷石の集落はご覧のとおり、どんずまりでこれより先に道はありません。
どんずまりもある意味「端っこ」なので、端っこ大好き人間には嬉しい場所なのです。
海峡の宿 然 、外観は小ぎれいな民宿風で中はもっと綺麗、女将さんも綺麗
料理は美味しいし料金が安いと三拍子揃っています。
料理の内容は二年前とほぼ同様、新鮮この上ないウニ・アワビ・マコガレイの
刺身が目玉です。
これをつまみながら極上の日本酒をチビリッとやると・・・シアワセ・・・てな気分になります。
今回はこれを目的にどんずまりまで来たようなもの。
宿の近くの岩場で磯遊びをする人達、対岸は津軽半島。
宿の窓から夜の矢越崎を撮ってみた。
晴れていれば津軽海峡の上に満天の星空だったのに・・・・残念。
朝霧につつまれた漁港と昆布を満載した漁船。
これにて今回の酒と料理と温泉と、ついでの登山はお終いです。
6月26日は何処の山へ酒を飲みに行ったかというと、道南松前半島の
大千軒岳(1072m)でした。
今回はこの四人と暇人の五名、全員頭の毛が薄くなり下っ腹がブヨブヨの
還暦過ぎのジジイです。
ジジイ達の目的は、美味しい物を食べ酒をたらふく飲み温泉に浸かり
山はついでに登ることですから、当然お手軽な新道コースからの登山となります。
頂上直下を行くジジイ達、ガンバレ!下界では温泉とビールが待っているぞ。
千軒平らと前千軒岳、この景色は何度見てもいいな。
青森県の小泊岬と岩木山、この日は360°全てが見えた。絶景かな!絶景かな!
ブナの大木の下で休むジジイ達。
大千軒岳の魅力は頂上からの眺めも良いが、山麓から中腹にかけて分布する
ブナの純林である。
亜寒帯の針葉樹の森は人間に厳しいし、亜熱帯の照葉樹林は濃密で暑苦しい、
ブナの森が最も人間に優しく心安らぐのだ。
昨日突然小樽の海を見たくなって、コンデジ1つポケットにねじ込み電車に飛び乗った。
車窓から海を眺めていると、旅行している気分になる、たまには電車も良いものだ。
張碓トンネルの入り口でシャッターを切ったら、偶然「張碓」の看板が写った。
小樽駅から高島岬までは水族館行きのバスに乗ります。
海岸沿いの道を行くのかと思っていたら、途中から赤岩地区の山の中へ入った。
このバスは水族館行きだが、市民の生活路線でもあったのだ。
まずは岬の上へ登ります。
今日の海は穏やかだ、スカシユリが一輪だけ咲いていた。沖を行くのは定期観光船。
日和山灯台とハマナスの花。
次に岬の下の海岸へ下ります。ここは昔の船着き場の跡ですね。
安山岩の柱状節理に出来た海蝕洞、青の洞窟のミニ版です。
海は穏やかカモメも居るし、などとまったりとしていると突然ガガガガガ~ッと
海の暴走族が出現、それにしても凄いスピードだ。
せっかく此処まで来たので水族館へ入ってみます。
館内は薄暗いので、高感度特性の良くないGX200で撮るとこんなに成ってしまう。
カワウソですが、これは本来動物園じゃないでしょうか?
アンモナイトの末裔、イカやタコのご先祖様のオウムガイです。
最後にトドですが、ヒレ(前足)が無ければ唯のゴロンとした物体です。
ここまでメタボには成りたくないなぁ、と思いつつ我が下っ腹をさすってみた。
なんだかんだで、本日の暇つぶしは終了です。
6月11日から5日間はこの様な天気で、暇人は家で腐っていたのだ。
昨日はやっと雨が上がったので、雲の中の手稲山へ突入した。
こんな日に山へ登るのは、暇なバカ人間ぐらいなものだろうと思っていたら、
次から次へと霧の中から人間が湧いて出てくるじゃないですか。
世の中には居るものですねぇ、暇人が。
途中の風景はこんな様なもので、ほとんど何も見えません。
霧の中に佇む枯れ木です。
頂上近くなって霧が晴れてきた。ゲレンデのダケカンバも新緑です。
左の写真は4月30日で右は昨日、生命の力とはスゴイですねぇ~。
頂上にも人が居た。もちろん周りは霧で真っ白、何も見えませんでした。
まだサクラが咲いていた、ミネザクラかな。
こんな天気の日は、シダの緑が一層鮮やかです。