ブナ林の中を歩いていれば、なぜかホッとして心身共に癒される様な気がします。
針葉樹林の様な寒々しい厳しさも無いし、照葉樹林の様なまとわりつく鬱陶しさも無い。
日本人の感性に合っている様な気がします。それとも私のご先祖様は縄文人かな?
実はまとまったブナ林が分布するのは、日本とヨーロッパ・アメリカ東部だけだそうです。
およそ3000万年前の第三紀の地球は温暖で、ほとんどが熱帯に含まれ温帯の森林は、
カナダの極北地域など北極を取り巻く僅かな地域に分布しているにすぎなかった。
それが現在のブナ林や亜寒帯針葉樹林に相当する。この植物群を「第三紀周北極植物群」と言う。
その後気候が寒冷化し、針葉樹林は現地に留まり亜寒帯林として分離した。
ブナ林は南下したが、太平洋・大西洋と中央アジア乾燥地帯に行く手を阻まれ
日本とヨーロッパ及びアメリカ東部の三箇所にのみ分布するようになった。
この内ヨーロッパとアメリカ東部のブナ林は、氷河の拡大に伴いかなり被害を受けたが、
日本列島は一部山岳氷河が発達しただけなので、ほぼ無傷で残った。
したがって日本のブナ林は貴重な存在なのだ。以上「山の自然学」小泉武栄の受け売り。
でも理屈抜きでやっぱしブナ林はいいなぁ。
デジカメの仕様書の中に「手ぶれ軽減」=「高感度ぶれ軽減モード」なる記述が有る。
何の事かと言えば、暗い被写体であれば自動的にISO感度を上げてシャッタースピードを
速くして手ぶれを防ぐという意味である。
ではISO感度を上げればどうゆう結果に成るかは以下の通りである。
テストの使用機材は RICOH Caplio R7 であるが、別にRICOHに恨みが有る訳では無いが
現時点では此しか持っていないからです。
①ISO64 で撮影した画像
②ISO200で撮影した画像
③ISO1600で撮影した画像
何が何でも動態を撮影したい場合を除き、この機能はほとんど意味が無い事が解ると思います。
良い画質の写真を撮るためには、三脚に据えて低感度スローシャッターが一番です。
これはフイルム写真もデジカメも同じ事です。メーカーはその辺の説明をすべきです。
野山で撮影条件を気にせず、かつシャッターチャンスを逃さず撮影出来るカメラを探しています。
機材の仕様としては、防水・防塵・耐衝撃・小型軽量が望まれます。
色々とカタログを見ていたら、あまりにも多くの不必要な機能が搭載されている半面、
必要な機能が無いコンパクトデジカメがいかに多いことか。
一つ一つチェックすると長くなるので、今回はシャッタースピード特に長時間露光について。
コンデジでも三脚を据えて夜景を撮ってみたい事も有ります。
大抵のコンデジは、夜景モードでもシャッタースピードは4秒から8秒に設定されています。
撮像素子が小さいため、これ以上の長時間露光は発熱に耐えられないためと思われます。
これは RICOH Caplio R7 で最長設定の8秒で撮影した画像です。
仕様範囲内の撮影でも、左上にピンク色の熱ノイズと思われる像が写っています。
三脚に据えて撮影したのですが、画像自体ボケて使い物になりません。
少なくとも30秒程度の長時間露光に耐えられる様に出来ないものでしょうか。
不必要なゴジャゴジャ仕様よりも、よっぽど使いでが有ると思うのですが。
今日は午前中天気が良かったので、今年初めての手稲山へ行く。
結果、左足の股関節が痛くなった。ここ一月ほどは、食っちゃ寝、食っちゃ寝の
毎日だったからね。歳を取ると運動不足がすぐに体調に現れる。
今日の手稲山は気温-8.0度、ゲレンデはパウダースノーだが客が居ない。
登り始めると曇ってきた、風景も寒々しい。
放送局の建物に巨大なツララが。
ロープウエイは休業中なので、駅舎が雪に埋もれていた。
駅舎から銭函天狗岳方面、頂上へは誰も行ってないらしく道が無かった。
ここから頂上までは300m程なんだが、ツボ足でラッセルはしんどいので
ここから引き返す。一昔前なら、ここまで来て帰れるか!と頂上まで行くのだが
なんとも情けない、運動不足と歳のせいと思い諦める。