前田森林公園から手稲山を可視光線で撮った普通の写真です。
赤外線写真は可視光線ではないので、本来人間の目には見えないが、
フイルムや撮像素子を通して白黒画像として見える様にしてある。
この画像は、IR90フイルターを使用して撮った。
この様に色の付いた赤外線写真をよく見掛けるが、これは画像処理によって
着色したもので「疑似赤外カラー写真」と言うが、この写真は「疑似」ではなく
本物の紫外・赤外カラー写真です。
直線偏光フイルターを二枚重ねにし、光軸を90°にクロスさせると、可視光は
カットされるが、紫外線と赤外線は僅かに透過するのでこの様な写真になります。
ムクゲの花です、花弁は紫外線を強く反射しているようです。
使用カメラは、PENTAX ist DL2 このカメラは赤外線カットフイルターはおろか
ローパスフイルターも無しで、CCDが剥きだしに成っているかも。
そのへんの所は仕様書に書いてないが、実に良く赤外線を拾ってくれます。
日の出は午前5時、今日も天気が良さそうなのでニセコへ暇つぶしに行きます。
毛無山展望台から小樽の街を眺め、赤井川経由で倶知安へ向かいます。
紅葉にはまだ早かったので・・・・。
硫黄川方面へ行ったり・・・・。
イワオヌプリへ登ったりしながら・・・・。
木の実・草の実を眺めて暇つぶし、まずはツバメオモトの青い実。
ガンコウランの黒い実、今年は大豊作だ。
紅白、アカモノ(イワハゼ)とシラタマノキ。
白黒、シラタマノキとガンコウラン。
赤青、ツバメオモトとオオバタケシマラン。
締めくくりは温泉へ、以上本日の暇つぶしはお終い。
追記:大沼方面への道は所々ブッシュがひどく、朝露でずぶ濡れに成ったので引き返した。
そうだっ、端っこへ行こう・・・・思いついたのが厚田村の無煙浜です。
石狩湾の海岸を、銭函からどんどん北上し石狩川河口を過ぎ厚田村に入ると
無煙浜で砂浜が途切れ、石狩浜のドン詰まりの端っことなるのです。
流木の打ち上げられた砂浜を、段丘崖の裾に沿って歩いて行きます。
そして砂浜の途切れる所、ここが石狩浜のドン詰まりの端っこだ。
だからどうなんだ?・・・・と言われても、ただ暇なだけです。
今では訪れる人も無く、夏草が生い茂り廃屋が点在するのみの無煙浜。
荒涼とした無煙浜、明治五年に伊達邦直主従が入植のため上陸したが、
不毛の砂地だったため当別に移り開拓を始めた。
この開拓の苦労を描いたのが本庄陸男の小説「石狩川」、と物の本に書いてあった。
段丘崖の上から覗いてみる、足下が相当にオソロシイ。
ここが人煙果てる無煙浜のドン詰まりの端っこ、よほどの物好きか、暇人か、
バカでなければ行かない所。私の場合は、その全てに該当します。
無煙の地名の由来は、アイヌ名の「フラ・ウエン・トマリ」のウエンが訛ったもの
と言われている。意味は「臭いが悪い舟入澗」、付近で石油が滲みだしているからだろう。
段丘面の上に目を転じれば、一帯は別荘地でざっと見に100軒以上は建っており、
人煙果てる無煙浜とは別世界が広がっている。
「石狩湾への落日が綺麗」で売り出しの別荘地、確かに綺麗だろうね。
一頃よりも気温が下がり、しのぎやすくなってきたので平和の滝コースから
手稲山へ登ってみた。
ガレ場の急斜面で心臓がパンクしそうに成り、日頃の運動不足と年齢と
酒の飲み過ぎを実感した。
まずは平和の滝にご挨拶、何やら左岸斜面に花が咲いている。
これはシソ科のジャコウソウですな。
岩場がズルズル滑り、カメラもろとも川の中へ落ちそうになった。
しばらくは発寒川の清流を見ながらの楽チンムード。
尾根道に取り付くと布敷の滝が現れ、距離的にはここが中間地点。
さて、登山道は岩塊斜面の末端部へと、でもまだ楽チンコース。
これが平和の滝コースのハイライト、岩塊斜面のガレ場です。
岩塊の角に足を載せたり、靴底でフリクションを効かせたりしながらヨッコラショと
登ってゆくのだが、足腰心肺機能ともにヨレヨレで平衡感覚を失った年よりには
ここが一番キツかった。
心臓破りの急斜面を登り切ると、美しいダケカンバの林に出るが、この先にもう一汗が。
最後の斜面を登るとおなじみのケルンに辿り着く。定天は見えていたが、羊蹄山は雲の中。
頂上では日本海側から雲が湧き上がっていた。
登り三時間、下り二時間半もかかってしまったが、久しぶりに良い汗かいた。
岩塊斜面で見掛けた花、これは白花のツリガネニンジンだと思うのだが?