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「不良定年」は自分のルールを持たなければならない。世間の良識である「期待される老人像」になる必要はない。いままで会社の中で束縛されてきたモラルに代わって、自分なりに考え、それを実践する。思いつくままにあげると、
1 約束した事は、呆れて忘れる(老人の常習)
2 借金も、呆れて忘れる(これも常習)
3 妻の貯金を降ろして使う(当然の権利)
4 いっさいの謙遜をしない(昔のまんま)
5 妄想に生きる(想像力を喚起する。俳句もそのひとつ)
6 名声を求めない(なにをいまさら)
7 不機嫌をよしとする(だってそうなんだもの)
8 若い者はだます(手練手管で)
9 子はちょろまかす(お手のもの)
10 反社会(反骨の精神を忘れずに)
11 風とともに生きる(危ないときは、ひらきなおって逃げる)
12 競争しない(わが道を行く)
(以下延々100項までつづく。)
あとがきにあるように著者がこの本で言いたかったことは「善人定年となるなかれ」その為の著者独特の視点でハウツーが書いてある。
また、著者の言うように少し前までは「定年」を一般的に「停年」としていたが、「停=stop」でイメージが悪く「定」が使われるようになったとのこと。
今年勇退されたグループ会社の某社長に勧められて読んだ。要は定年後はすべての束縛を解き放ち自分の意の赴くままに自由に生きなさいということだと私は理解した。ただし、実践となると?
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