![]() | カシオペアの丘で(下) |
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講談社 |
【一口紹介】
◆出版社/著者からの内容紹介◆
大空に輝き続ける命の物語。
未来を見つめ、過去と向き合う。人生の締めくくりに俊介が伝えたものは――。
限られた生の時間のなかで、家族へのこす言葉を探すために、俊介はふるさとへ帰ってきた。
幼なじみとの再会を果たし、過去の痛みを受けとめた俊介は、「王」と呼ばれた祖父とともに最後の旅に出る。
【読んだ理由】
重松 清作品。
【印象に残った一行】
「だって、自分と会えたのを幸せだと思ってくれるひとがたくさんいたら、やっぱりそれはいい人生でしょ?」
「将来の展望はそれほど開けているわけではなく、贅沢なことができるわけでなくても、花が咲いたらきれいだと思い、炊きたてのご飯をおいしいと思い、懐かしい歌手がテレビに出ていたら、ねぇ、ちょっと来て、早く早く、と敏彦に声をかける、そんな暮らしを、わたしは幸せと呼ぶ」
【コメント】
読後、自分の人生と、私の周りにいる人すべてがいとおしく感じられる。
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