【一口紹介】
◆内容紹介◆
150万部超のベストセラー『聞く力』の第2弾、ついに登場! 今回のテーマは「叱る」です。
『聞く力』についての取材を受ける中で、阿川さんは「いかに部下を叱りにくいか」「いかに若い社員が叱られ弱いか」を聞かされる機会が何度もありました。
注意したら会社に来なくなった、なんていうのは序の口で、隣の席の先輩が怒られているのを見ただけで辞表を出す、「人に叱られたのは初めてで、どうしたらいいかわからない」と茫然とする……などなど、異常に打たれ弱い新人・若手社員が増殖している現実に気づいたのです。
そこでアガワが、お父上(作家・阿川弘之さん)や仕事上のボスに怒鳴られ続けた60年を振り返るとともに、上記のような実例を引き合いに、「叱る」「叱られる」も結局は「聞く」ことにつながる大事なコミュニケーションである、と説きます。
「スマートな叱り方とは?」「後輩の叱り方」「部下の叱り方」「借りてきた猫の法則」「親は嫌われる動物と思うべし」「『最悪経験』を尺度にする」「『私、人見知りだから……』は甘え」「嫌いな言い回し」「言い訳は進歩の敵」など、アガワ流の「叱る勇気」「叱られる覚悟」をお楽しみください。
【読んだ理由】
『聞く力』Ⅱ続いて
【印象に残った一行】
もしかすると、私を含め世の中の誰もが「誉めて育てる」方向に偏りすぎて、上手な叱り方と上手な叱られ方を忘れてしまったのかもしれません。
「借りてきた猫」
か・・感情的にならない
り・・理由を話す
て・・手短に
き・・キャラクター(人格や性格)にふれない
た・・他人と比べない
ね・・根に持たない
こ・・個別に叱る
受けるときは、少なくとも同調しながら受ける。そうすれば、内容的には反対のことをいっても問題はないんですね。話題を広げるためには、考え方や意見が違っていても、否定したり、反対意見から入らないということです。
A・BアンドC方式でポイントを3つ入れて話す。3つが記憶の限界。心・技・体。
【コメント】
「でもイライラウジウジカッカするたびに、またゴルフは当分やめられないと思うのです。人間として少しでも成長する日まで続けよう。必ずや、その前に死んでしまうのですけれどね」
私はこの方のこういう文章が大好きだ。