ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

RUNNING再開、心地よい春爛漫(RUN MAN)

2023-04-20 20:57:01 | RUN

早いもので燕さくらマラソンから5日がたった。

5日もたつとさすがに体を動かしたくなる。

ランニングウオッチのアプリでは、リカバリーに4日と出ていたのだが、それをこえたことだし、いい天気だし、走ることにした。

今日は、全国各地で今年一番の暑さとなり、夏日地点数は今季最多になったという。

30℃以上を記録し、今年初めての真夏日が観測されたところもあったそうだ。

当地も暑かったが、走りに出たときの気温は23℃。

まだこのくらいなら大丈夫。

 

燕さくらマラソンでは、後半はかなり走りが乱れたイメージだったので、今日は修正してリズムよく走ることがテーマ。

10~11kmを、野の花を探しながら走ることにした。

 

さすがに出だしは、まだ足が重い。

大会では左足で右足のくるぶしを再三蹴るなどしたのだが、走り出してまもなくまた蹴ってしまった。

くるぶしは傷ついていて、かさぶたも固まり切っていないので痛い。

腰高のいいフォームで、リズミカルに走ろう。

そう決めて、そのことに集中して走った。

 

桜の花で残っているのは、たいがい八重桜。

それもだいぶ散ってきている。

だけど、周囲の新緑が美しくなっているのは、心を和ませてくれた。

ここはあやめ園。

2か月後には美しい花を咲かせてくれるだろう。

 

春の花と言って思いつくものの中に、スミレの花もある。

この一角には美しいものがたくさん咲いていて思わず足を止めた。

 

八重桜の向こうの遊具には、小学1年生だろうか、体育着姿で遊ぶ子どもたちの姿が見られ、歓声が響いていた。

 

こうして走っていたら、うれしい出合いが2つあった。

まず1つ。知っている人の顔を見かけたので声をかけた。

その方は、30年余り前にうちの息子の担任の先生だった方。

2019年の新潟シティマラソンのTシャツを着て、腰には2022年(去年)の新潟シティマラソンの参加賞だったウエストポーチを巻いていた。

すでに退職しているのだけれど、今日は天気がいいので自転車に乗って、ここまで走りに来たのだという。

私よりも2,3歳若い方だけれども、同じ仲間に会ったような気がしてうれしかった。

 

2つめは、野の花。

オオイワカガミのつぼみをたくさん見たのだが、1か所では開花したその白花がいくつか咲いていた。

 

さて、今日の走り。

総じて気持ちよく走れた春の男。

春爛漫だ…→春RUN MANなんちって。

後半は、時々足を止めたけれども、ビルドアップ走のようにそれまでよりも5秒くらいずつ速く走った。

こんな走りができるといいよなあ、と思いつつ、8km走った辺りから強くなった向かい風で、9km手前で胸が少々苦しくなったので、20秒ほど休んだ。

結局、無理せず10km走って終わりにした。

 

平均ラップは、5分43秒/km。

たいして速くはないが、大会でもないのにラップタイムがキロ6分を切って走ったのは、調べてみると1年半ぶりだった。

以前のように、とまではいかなくても、今日のように少し腰高でいいピッチを刻んでリズミカルに走れたらいいなあ。

心地よく今日のRUNを終え、できればそれを目指して行こう、なんて思ったのであった。

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「おめでとう」を多く迎えたが、苦い逆転負け ~2023ルヴァン杯第4節アウェイ柏戦~

2023-04-19 21:26:29 | アルビレックス新潟

 

第1子誕生おめでとう、史哉!

スターティングメンバーに復帰、おめでとう、千葉!

7か月ぶりにベンチ入り、そしてそこからの出場、おめでとう、善朗!

 

 

おめでとうを言いたいメンバーが、名を連ねたルヴァン杯第4節。

アルビレックス新潟は、アウェイで柏との対戦。

ホームでは2-0で勝っているとはいえ、油断してはいけない。

向こうもそれなりの対策はしてきているはず。

だから、松橋監督が言うように、「われわれはそれを上回るプレーをしなくてはいけない」のだ。

 

先制されても、うまくパスをつないでチャンスをつくり、松田、谷口と鮮やかなゴール。

前半のうちに一度は逆転した。

 

だけど、後半は柏の選手交代が効果的に作用して、早いうちに再逆転を許してしまった。

いずれも、こちらのチャンスから一転してのカウンターを決められたのだった。

柏はシュート3本しか打っていないのに、3点とは、なんて確率の高さだ。

裏返せば、それを許したからには、何かいけないことがあるはずだ。

でも、まだ時間はたっぷりあるからと期待した。

 

新潟も、吉田・松田・シマブク・小見に代えて、秋山・ダニーロ・太田・高木を入れて、少し活性化しかかったが、チャンスを決めきれないまま試合の終盤となってしまった。

今日は、新潟にはまだない暑さもあったのだろうか。

時間の経過とともに選手の動きが鈍くなってしまった。

 

結局、そのまま2-3で敗れてしまった。

残念、苦い逆転負けになった。

何がいけなかったのか、何が課題となるのか、それらを明らかにして、次の試合に臨んでほしい。

 

 

リーグ戦の次の試合も厳しい。

調子の上がらない鹿島が相手だ。

だから、逆に怖さがある。

鹿島は、すでに、今日のルヴァン杯予選の試合よりも、次節の新潟とのリーグ戦に重きを置いているようだ。

だけど、今日の試合のようにズルズル行ってはいけない。

ホーム戦になるのだし、自分たちの究極を目指して戦ってほしい。

 

Visca Albirex !!

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月間MVPは、チームが「涼太郎が生きるプレー」をしているからこそ、とも言える

2023-04-18 22:39:30 | アルビレックス新潟

サッカーJ1のアルビレックス新潟を応援する人には、今日またうれしいニュースが届いた。

2・3月度のJ1リーグの月間MVPに、MF伊藤涼太郎が選出されたのだ。

彼は、2・3月のJ1リーグで2ゴール・2アシストをマークしていた。

新潟は、3月までの5試合で2勝2分け1敗であり、完全に上位というわけではなかった。

それでも、彼が選ばれたのは、それなりの理由があったからだろう。

 

Jリーグのホームページに載っている選考委員会による総評によると、選考理由が次のように書かれてあった。

 

反町 康治委員「得点、アシストの数字として結果を出しており、個人で相手を剥がす力がある。今年昇格した新潟において、チームへの貢献度が高い」

 

槙野 智章委員「J1でコンスタントに試合出場した初めてのシーズンであの活躍。ポテンシャルの高さを感じた。パス、ドリブル、シュートにセンスを感じる。文句なしのMVP」

 

北條 聡委員「第5節(浦和戦)までの新潟のすべての得点に絡んだチーム貢献度の高さ、昇格しても十分通用できることを証明してJ1の世界を驚かせたことが選出の決め手。ここまでのインパクトを見せている選手は他にいない」

 

いやあ、読んでいてニヤニヤしてしまう。

応援するチームの選手が、こんなふうに高く評価されるのは、なんて気持ちがいいのだろう。

 

先日の試合でもハットトリックの大活躍で、奇跡の大逆転勝利の主役となった涼太郎。

その一つ一つの得点やプレーについて、何を考えていたのかを、DAZNの「やべっち!」で詳しく解説していた。

一瞬一瞬のプレーに、そこまで選択肢を考えながらやっているのか!!?

と驚いた。

人一倍努力しているし、サッカーを楽しんでいるし、プレーには魅せられる。

本当に頼もしい選手だ。

 

 

ただ、新潟のサポーターたちは、「いやいや涼太郎一人の力じゃないよ」と言いたい人も多くいるのではないかと思う。

新潟の選手たちが、「涼太郎が生きるプレー」をしていることも見逃せないのだ。

例えば、1点目のFKは、太田が勢いよく駆け上がってもらったファウルがあったことが、

絶妙なゴールにつながった。

2点目も、涼太郎の位置を見て素早く縦パスを入れたトーマス・デンや、ワン・ツーのパス交換をくれた谷口の動きがあってこそ、打てたシュートだった。

決勝の3点目は、松田のセンタリング、ニアの藤原の動き、ゴール前の谷口のボールタッチがあったからこそ、涼太郎の前に絶好のボールが転がったのだった。

 

サッカーは、チームスポーツ。

だから、一人の活躍では試合が成り立たないのだ。

アルビレックス新潟には、かつて「自分がFWなのだから、自分が点を取る。だから、オレにもっとボールをよこせ。そうすれば、オレが決めてチームを勝たせる」と言っていた選手もいた。

だが、そのシーズン、たしかにその選手は得点を稼いだが、チームとしての成績は決して良くなかった。

 

それに比べたら、今のチームは、誰が出ても活躍する。

それは、互いをよく知っており、どうプレーしたら互いのよさを出し合って、勝利に近づくかが分かっているからだ。

そのような戦い方をしているから、涼太郎もほかの選手も輝いているのだ。

 

それは、涼太郎もよく分かっている。

それを示すのが、先日の試合後のインタビューだった。

「3点目を取るのは誰でもいいと思っていた。とにかく勝ちたかった。『誰かが3点目を取るまであきらめない』と思っていたら、自分の前に転がってきた。」

「自分が点を取って決めてやる」ではなく「3点目を取るのは誰でもいいからとにかく勝ちたい」という「チームとして」を意識した発言だった。

 

彼が新潟を選んだから、今の活躍がある。

そう言える。

こんな記事も目にした。

 

J1月間MVP 新潟・伊藤涼太郎が語るブレイクの理由「リキさんとの出会いが大きい」 - スポーツナビ

 2・3月度の「2023明治安田生命Jリーグ KONAMI 月間MVP(J1)」に、アルビレックス新潟のMF伊藤涼太郎が…

スポーツナビ

 

そうそう、うなずくところが多いよ。

 

さて、明日は、ルヴァン杯のアウェイ柏戦。

涼太郎は出ないかもしれないが、「全員が戦力」なのは、互いに高め合ってその上でよく生きるプレーを知っているから。

明日はまた、先日とは違うメンバーが多く出場し、面白い試合を見せてくれることだろう。

 

Visca Albirex !!!

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今までの「最遅記録」だったけど、走り通した第34回燕さくらマラソン(下)

2023-04-17 20:05:21 | RUN

洗堰の上を渡り、2か所目のエイドで、スポーツドリンクと水を取る。

スポーツドリンクばかりだと、気持ち悪くなる。

水も合わせて飲んでおく。

しかし、ランナーの姿がまばらだなあ。

それだけおいらは遅い走りだということか。

まあ、いいや。ゆっくり行くのだから。

 

やがて信濃川大河津資料館の近くで折れると、公園外周の桜並木の道。

ここには、八重桜などが一画にまだ咲いていた。

その先に行くと、やがてスタートゲートになる。

その近くでは、応援してくれる市民の方々の声がうれしかった。

場内放送では、「まもなく3位のランナーがゴールします」というアナウンスが聞こえた。

…えっ。ということは、もう1位のランナーはゴールした後ってことだ。

私は、今ようやく中間地点だから、優勝者はその倍以上のスピードで走り切ったということか。

すごいねえ。

感心しながら、私は、これから約5km先の第2折り返し点に向けて、行ってきま~す!

 

中間地点から少し行くと、道は一度土手を降りて国道116号線のガード下をくぐり、再び土手道に上がる。

ここで土手から河原にかけて一面に白い花が咲いていた。

たぶん、これは、「ハマダイコン」の花たち。

きれいに咲いているなあ…。

「置かれた場所で咲きなさい」が草花ならば、

「走れる力で走りなさい」が、今の私かな。

花は、私に力を与えてくれる。

 

道は、JR越後線のガード下をくぐるために、もう一度アップダウン。

この先で、出会いました、アルビユニ着用ランナー。

私と同じ12番の方に話しかけた。

「お互いアルビユニ仲間ですね」

「今日は、これから試合がありますね」

「私は、試合開始には少し遅れると思いますけど、ゴールしたらスタジアムに行って応援してきます」

そう伝えて、しばらくその方の後ろを走った。

走っていると、前から、もう一人アルビユニのランナーが前方から走ってきた。

この人は、「33番」のレプユニを着用していた。

33番…高木善朗は、今日の試合でベンチ入りするかなあ…なんて考えたりした。

 

折り返してきたたくさんのランナーとすれ違った。

それもだいぶ過ぎたころ、レース前に会って会話した同年齢の女性ランナーが、前方から走ってきた。

私より3~4kmくらい先を行っている彼女とすれ違いざま、「▲さん、ガンバで~す!」と声をかけた。

レース前に出合った後に、大会プログラムの参加者名簿で、名前を調べておいたのだ。

▲さんは、「ありがとう!」と返して、走り去って行った。

 

さて、長かった土手道を降りていくと、16kmの標示。

もうすぐ折り返し点だ。

⑪6分44秒 ⑫6分23秒 ⑬6分16秒 ⑭6分41秒 ⑮6分38秒 ⑯6分46秒

 

この辺で、去年応援のすれ違いになった方がいるはずなのだが…。

…ザンネン。お会いできなかった。

折り返すと、あとは5kmがんばるだけ。

 

再び土手道に上がる。

残り5km、ここからはカウントダウンの世界。

速くは走れないけど、腕を振って少しでも前に進もうと努力した。

1キロのラップタイムは、7分前後になったけれど、歩いているランナー、立ち止まるランナーもいて、まだ走れている自分を「いいぞ」と思いながら走った。

気づくと、もう一人の12番のアルビユニの方を追い越していた。

 

長い土手道のはるか向こうに、見える山は守門岳。

かつて、あの山がもっと近くに見える街の勤務先に2年間勤めた。

1年半は、この大河津分水近くのアパートからそこまで32,33kmを車で通ったのだったなあ…。

 

そんなことを懐かしく思い出しながらも、次第に足が上がらなくなってきた。

時々、右足のくるぶしに左足が当たる。

足が上がらないから、ぶつけてしまうのだ。

情けない。

 

特につらいのは、最後に2回ある上り坂。

残り1kmほどになったとき、このレースで初めて胸がちょっぴり苦しくなった。

ゆっくり深呼吸を何度かして、数秒少し楽になるのを待つ。

上り坂で、腕を大きく振り、歩いているランナーを抜く。

最後の直線、桜並木を歩かずに走った。

 

ゴール手前には、最も人が多く見ている。

よし、ラストスパートくらいするか!

と思って、脚に力を込めたら、ふくらはぎやら太ももやらが、ヒクヒクッとけいれんが走った。

やっぱ、ラストスパート、や~めた!(やめざるをえなかった…)

 

…で、なんとかゴール。

記録は、かつてない最遅記録、2時間19分台。

自己記録に比べて35分も遅く、2週間前の笹川流れマラソン、4週間前の新潟ハーフマラソンと比べても、10分も遅い。

しようがないよな、体調不良だったのだから。

⑰7分09秒 ⑱6分45秒 ⑲6分54秒 ⑳7分21秒 ㉑7分01秒

 

そんなことを思いながらも、達成感でいっぱいだった。

レース前に会った女性の言ったとおり、無理しないでジョギングしていればゴールはできる。

体調不良であっても、21km、ハーフマラソンを走り切れたのだから。

自分の体は、まだこのくらいはできるとわかったのだ。

たしかに、記録は悪かったけれども、苦しい思いもしたけれども、最低限完走できるということは喜びだった。

不思議なもので、疲労感はあっても体調不良の感覚は、全くなくなっていた。

代わりに、筋肉痛と関節痛がきていたが、心地いいとさえ思った。

 

会場を後にするときに咲いていた桜が、来たときよりも美しく感じられた。

来てよかった、走ってよかった。

 

この後は、デンカビッグスワンスタジアムに向かった。

シーズンパスを忘れたので少し手間がかかって遅れたが、アビスパ福岡戦の奇跡の大逆転勝利を見ることができた。

 

満足の一日であった。

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今までの「最遅記録」だったけど、走り通した第34回燕さくらマラソン(上)

2023-04-16 20:20:44 | RUN

今までの「最遅記録」となったけど、ハーフ完走しました、第34回燕さくらマラソン。

 

ここ1週間余り、胃腸の調子がよくなくて困っていた。

だけど、まず出場はしようと決めてはいた。

当日、それに加えて軽く頭痛があるような気がした。

熱を測ると、36.7℃と、いつもの私に比べてちょっぴり高めに感じた。

大会参加をやめてもいいのだが、なんだかナーバスになりすぎているような気がした。

邪念を振り払って、出かけることにした。

ただ、一つだけ忘れ物をした。

試合後行く予定だった、アルビレックス新潟ホーム戦のシーズンパス。

気がついたときには、高速の上だったから、戻れはしなかった。

まあ仕方ないと思いつつ、車を前に走らせ、やがて指定された駐車場に着いた。

 

駐車場から会場まで歩いているとき、大会に参加する女性に話しかけられた。

話しているうちに、私と同年齢だということが分かった。

この大会が去年に続いて2回目の出場という話もあったが、びっくりしたのは、2月から3月にかけて3週連続してフルマラソンを走ったのだという。

しかも走ったマラソンが、大阪マラソン、東京マラソン、名古屋ウィメンズマラソン。

3大都市マラソンじゃないですか!!?
もともと出場予定だった大会あり、抽選で当たった大会あり、感染症禍で出場停止を求められたけど今回出場優先権を与えられた大会あり、なのだそうだ。

「でもね。どうせ入賞するほど速く走れないから、全部出たのよ。無理しないでゆっくり走ればゴールできるのだって、よーくわかったわ。」

いやはや「あっぱれ!」であった。

 

会場に着くと、ソメイヨシノの桜は散っていたが、種類が違うものは、まだ花を咲かせていて、心なごんだ。

 

スタート前にトイレも2回行ってすませた後、外で腰を下ろしていたら、なんだか体が細かく左右にぐらぐらしているような気がした。

体調がよくないと思っていたから、スマホのバイブがそんなふうに感じるように作用したのかもしれない。

あらためて、先ほどの女性が言っていたように、無理しないでゆっくり走ろうと決意した。

2週間ほど前の笹川流れマラソンでは、ほかのランナーにつられてついていって速く走ってしまい、後半苦しんだ。

今回は、さらに体調不良なのだから、抜かれても気にしないでゆっくり走ろう。

ジョギングのスピードで、具体的に速さは、6分台の中盤から後半で行ければ、それでいいや。

 

スタート地点の桜は、すでに葉桜になっていて、残念。

スタート前に整列が指定されたグループは、本来キロ5分台で走るランナー用なのだが、私はその1つ後ろのグループのスピードで走ると決めた。

スタートすると、さすがにみんな張り切って走り出す。

続々と、私を追い越していく。

私も2年前はキロ5分そこそこで走り出したものだったが、今ならそんな速かったら、300mくらいで大会途中棄権になってしまうだろう。

 

多くのランナーに抜かれながら、洗堰の上を走る。

土手道に出ると、信濃川の流れを見ながらの走りとなる。

1kmを過ぎると、川の方から「ガンバレ、ガンバレ!」と声がする。

なんと、小舟に乗りながら応援している人たちがいたのだ。

こんな舟からの声援なんて、初めてだった。

 

2㎞を過ぎると、自分の前のランナーたちとはずいぶん離されてしまった。

でも、あせらずゆっくり進む。

次々と第1折り返しを回った人たちとすれ違う。

みんな、速いねえ。

 

5km近い場所に、最初のエイドがあった。

スポーツドリンクと水だけであったが、ここではスポーツドリンクをもらって行く。

 

まもなく折り返し点だが、この前に先ほどレース前に会話した女性が走っているのが見えた。

私より1km以上早く折り返したということ。

やはりそれなりに走れる人なんだね。

そうでなければ、大阪・東京・名古屋の3大都市マラソンを毎週完走はできないよなあ。

 

 

折り返し点を回る。

向こうに弥彦山が見える。

かつて勤務した土地は、あの山のじかに麓。

懐かしさに、勇気がわいてきた。

そして、あまりランナーも多く見なくなったのに、それでも背後から私を抜いて行くランナーがいる。

そのランナーたちの特徴は、スピードはないけれども、私に比べてピッチが速い。

ピッチの速さで、私を追い上げ追い抜いていく。

特に、女性ランナーたちが多い。

なるほどなあ、持続するピッチのリズムがランナーの生命線なのだ、と分かる。

ピッチの速さを持続することが、速さを維持することでもあるのだなあ、と感心した。

それに比べて、今のオレはどうだ。

中途半端なゆるいピッチのリズム。

ストライドも伸ばせないから、このような女性ランナーたちに次々に抜かれていくというわけだ。

情けない気もするが、これが今の自分というわけだ。

 

そんなことを発見したり思ったりしながら、洗堰手前の10km地点まで来た。

ゆるいジョギングできたわけだが、体はやはり疲れてきていた。

この10㎞までの1kmごとのラップを見てみる。

① 6分18秒 ② 6分12秒 ③ 6分16秒 ④ 6分21秒 ⑤ 6分21秒 ⑥ 6分20秒 ⑦ 6分24秒 ⑧ 6分27秒 ⑨ 6分34秒 ⑩ 6分37秒

自分にとっては、かなり遅いジョギングのつもりだったのに、それでも距離が進むにつれてどんどん遅いペースになっている。

体調がよくないことの反映でもあった。

でも、今はこれでいくしかない。

予定したペースどおりといえば、そのとおりでもあるのだ。

さあ、もうすぐスタート地点に戻るから、あと半分がんばることにしよう。

(つづく)

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大興奮!熱狂! 涼太郎のハットトリックで大逆転!! ~2023第8節ホーム福岡戦~

2023-04-15 22:50:11 | アルビレックス新潟

信じられないような、見事な逆転劇をみることができた。

ハーフマラソンを走ってへとへとに疲れ切ったまま、スタジアムに駆け付けると、すでに試合が始まって5分ほどたっていた。

 

サッカーJ1リーグ第8節、アルビレックス新潟対アビスパ福岡。

新潟は、前半のうちに、PKやCKから失点してしまい、0-2の窮地に陥った。

疲れ切った体がさらにだるくなりそうな私だった。

 

前半は、とにかく対戦相手のアビスパ福岡の選手の動きが非常によかった。

新潟の選手たちに対するプレスは強いし、セカンドボールはよく拾うし、さすがJ1リーグ現在3位だけのことはある。

前半を終えて2-0の試合は、サッカーでは意外と危険なスコアだという。

だけども、堅守の福岡は、ここまで7試合で5失点しかしていない。

そのチーム相手に逆転どころか、同点に追いつくのも難しいだろうけど、なんとかそうなることを期待した。

 

危険なスコアへの期待が実現に近くなったのは、なんと後半開始早々だった。

ペナルティエリア左から得たFKのチャンスに、伊藤涼太郎がダイレクトに蹴り入れたのだった。

お見事!

これで1点差となったが、そこから試合は攻守の見応えがある互角の展開で進んだ。

こう着状態を打開するため、71分、松橋監督は、3人の選手を一気に交代させた。

鈴木、ダニーロ、太田→谷口、松田、小見。

84分には、秋山→島田。

これが、効果的に働いた。

特に松田。

右から積極的にペナルティエリアに進入し、ゴール前にボールを上げるなど、脅威となった。

反対に、福岡は、新潟のウラを取ろうとするようなボールが多くなった。

それが逆に、新潟がボールを回収しやすくなって、チャンスシーンが多くなってきた。

 

だが、時間は進み、5分のアディショナルタイムもすでに半分が過ぎようとしていた。

それでも、あきらめずに追いつこうと攻める新潟は、93分、涼太郎→谷口→涼太郎とワンツーを使うと、見事な涼太郎の同点ゴールが、ネットを揺らした。

場内は、大興奮!

でも、涼太郎はその名の通り、クールで表情を変えない。

 

試合終了まであと1分ほどしかないが、ここで勝ち越されたくはない。

一度福岡の攻撃をしのぐと、次は新潟の番。

左奥に攻め入った小見が、右の松田にパス。

松田は、島田とのパス交換の後、鋭く攻め入り、ゴール前にボールを送る。

そのボールは弾かれたが、転がった先にいたのは、涼太郎。

ゴール正面から美しいシュートがズバリと決まり、ゴールに突き刺さった。

新潟、大逆転!

涼太郎のハットトリック!!

さすがに今度は、彼も感情むき出しに駆け出すと声を上げ、仰向けになって倒れた。

そこに何人ものチームメートが折り重なっていく。

スタジアム、大熱狂!!!

目の前のおばちゃんたちも振り返って、私たちとハイタッチ!

おばちゃんたちのの首元には、涼太郎の13番のタオルマフラーがあった。

 

試合終了!

興奮の大逆転勝ちだった。

 

「ホーム強いっすねえ!」

涼太郎の叫びが、心地よかった。

 

勝つと負けるは大違い。

もし負けていたら、開幕当初の勢いが完全に失われた、と言われたことだろう。

ところが、3位の堅守のチームから3点を取って逆転勝ちだ。

これからの戦いに勢いが生まれた。

これでここまで3勝3分け2敗。

順位も8位まで上がった。

さあ、上昇気流にのって行こう!

 

Visca Albirex !!!

 

大逆転劇で身も心も軽くなり、ハーフマラソンの疲れを忘れて、駐車場までの道を走ったり速足で歩いたりした私なのであった。

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明日はホーム福岡戦…の前に燕さくらマラソンを走る

2023-04-14 19:46:51 | RUN

明日は土曜日。

J1リーグの試合が行われる。

アルビレックス新潟は、アビスパ福岡をホームに迎え、14時試合開始だ。

 

今節もホーム戦なので、応援に行くつもり。

だけど、ひょっとすると試合開始には間に合わないかもしれない。

その理由は、マラソン大会出場。

燕さくらマラソン大会で、午前10時15分スタートのハーフマラソンにエントリーしてあるのだ。

 

アルビの試合日と重なってしまったから、参加はやめようかなと思ってはいたのだ。

だが、COVID-19感染症禍でありながら、この燕さくらマラソンは、去年もおととしも、大会を開催してくれたのだ。

そのありがたさを考えると、今年出ないのもなあ…と迷ってしまった。

 

そして、この大会に出ると、新潟ハーフマラソン、笹川流れマラソン、燕さくらマラソンと、2週間おきにレースに出ることになるから、1か月に3回のハーフマラソン出走ということになる。

体力的に大丈夫か?との懸念があったのだ。

 

それからもう一つ、迷った理由がある。

今年の年賀状に、「4月の燕さくらマラソン、絶対に応援に行きます」と書いてくだれた方がいたのだ。

実は、去年も応援に来てくださっていたのに、走っていた私も、応援に来ていたこの方も、互いに気づかずに通り過ぎてしまったのだった。

だから、その期待を裏切るわけにはいかないなあ、と思ったのだ。

 

迷った時には、前に進め。

そう思って生きてきた(?)私なので、やれるもんならやってみよう、と参加を決めたのだった。

アルビの試合は、少しぐらい遅れても、今年のチームならよくない試合運びはしないだろう。

 

さて、燕さくらマラソン大会事務局から、大会プログラムやビブス(ゼッケン)、参加賞などが送られてきた。

注目していたのは参加賞。

燕は、洋食器で有名だが、毎年何らかのよいものが参加賞になる。

去年は、2本のアイスクリームスプーン。

今年は、「おもてなしカトラリー」。

添え書きによれば、東京五輪の選手村食堂で使用され、トキが真っ直ぐに飛翔する様と桜をあしらったデザインで、世界中の誰もが使いやすいようにと考え抜かれたサイズと形状が、燕だからこそできた「おもてなし」のカタチなのだそうだ。

うん、たしかによいと思います!

今年も、よい品をありがとう。

 

 

まあ、そんなことで、明日は燕市でハーフマラソンを走ってから、高速を使って新潟市のデンカビッグスワンスタジアムへと駆けつける予定なのだ。

試合時間が近いからといって急いで走らないで、ゆっくりのペースで楽しんで走ることにしよう。

ただ、この1週間ほど、どうも胃腸の具合がよくないのが気がかり。

くれぐれも無理は禁物だね。

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う~ん、春爛漫!

2023-04-13 20:36:27 | 草木花

数日間埼玉に行っていたら、暖かい日が続いていたせいか、わが家の庭が花いっぱい。

春爛漫となっていた。

今日は、黄砂に注意の日ではあったが、少しは外に出て日光を浴び、花をめでる時間を作った。

 

春と言えば、チューリップの花はその象徴の一つだ。

不思議なもので、いくつも咲いてくると心がウキウキして来る。

 

スイセンの花も、咲く日を微妙にずらしながら、種類の違うものが咲いている。

 

ハナモモの花は、今年は桜の方が咲くのが早かった。

巷の桜の花は散ってしまったが、うちのハナモモはまだその白さが美しいままだ。

 

早いといえば、日当たりの良い場所には、イチゴが花を咲かせている。

こんなに早く咲くイチゴの花を見たことがなかったなあ。

 

オキナグサの花は、紫に黄色に色が鮮やかだ。

これからまたいくつか花を咲かせ、その後は翁の白髪のような姿になることだろう。

 

ハナモモの木の下に、白いスミレが広がってきた。

これは、ツボスミレかなあ?

スミレは種類が多すぎて、どれがどれかよくわからない。

 

菜の花は、福島潟でたくさん見たけれど、うちの菜の花も細々と咲いている。

これは、小松菜の菜の花。

 

プリムラは、鉢に戻したら、今年はたくさん咲いた。

 

いろいろな花が咲いてくれていて、今は庭を眺めていても飽きない。

いつもの春より2週間ほど早いが、厳しい冬を越えて、たくさんの花が咲いている。

 

う~ん、まさしく春爛漫だなあ。

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美しい花に大満足…の福島潟

2023-04-12 20:23:42 | お出かけ

1週間ほど前のことになるが、新潟市北区の福島潟に行ってきた。

お目当ては、この時期は、菜の花だ。

よく晴れた日なので、青空と菜の花とがよく似合っているはずだ。

 

今回行ってみると、菜の花が植えられているゾーンが増えていた。

「遊潟公園」なる場所があるのだけれど、そちらの方に咲いている菜の花の面積が増えていた。

そちらの方から、ビュー福島潟の建物を入れて写真を撮りたくなった。

顔を右に向けて、潟越しの遠い二王子岳の山を入れてみたくなる。

 

車をビュー福島潟近くの駐車場に止めて、今度は菜の花畑に近づいていく。

菜の花の背丈はさほど高くはないが、人が入ると、美しさが増すような気がした。

潟に近づいて、振り返って潟来亭とビュー福島潟の2つの建物を入れ、菜の花の輝きを楽しんだ。

ここから少し外れの方に、自然学習園という場所がある。

最近見ていない水辺の花、ミツガシワの花を見たかった。

 

あった。

咲いている。

ただ、水の中だから、ちょっと近寄れないなあ。

だけど、いくつも花を開かせ始めているのを見ることができた。

よかった、よかった。

 

その水辺周辺にたくさん咲き始めていたのは、サワオグルマだった。

まだ早いかと思ったのに、いくつも咲いていた。

このサワオグルマ、最初の花が咲く前のつぼみのころは、白いベールに包まれていた。

そのベールを取って顔を出し、花を咲かせる。

こんな咲き方をしているなんて、初めて知った。

 

 

菜の花、ミツガシワそしてサワオグルマ。

美しい花をたっぷり見られて大満足の福島潟であった。

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「監督の問題」(本城雅人著;講談社) ~新潟県人にはさらに楽しめる~

2023-04-11 20:23:47 | 読む

元スポーツ新聞の記者だったという著者が、吉川英治文学賞を受賞後の第一作が、この作品だったという。
そのことよりも、新潟をホームタウンとするプロ野球チームが、パ・リーグにあるという設定で描かれている野球小説だということ自体が面白い。


この話は、大阪ジャガーズというチームのスラッガーだった男が、引退後新潟OCアイビスというチームの監督に就任してからの奮闘ぶりを描いた物語である。
面白い本だった。
著者は、神奈川県出身とのことだが、新潟のことをよく知っていて、いかにも新潟の話だと実感できることが楽しかった。

最初は、主人公の宇恵にもこう思わせている。
新潟という知らない土地も、大阪育ちの宇恵を不安にさせた。新潟と言われて即座に思い浮かんだのは、コシヒカリが名産の米どころで、日本酒が旨く、後は朱鷺がいることぐらい。
ただし、新潟県中越地震のことは鮮明に残っている。

それが、後半では、次のような表現が出てくる。
プロに入ってから、遠征で日本中を巡ったが、寿司と日本酒がこんなに合うことは、新潟に来て初めて知った。


その場所として出てくる寿司屋が、新潟市内の繁華街古町。
そこの女将が出す酒が、銘酒「八海山」の夏の純米酒。
「コシヒカリで有名な魚沼産です」
と、きたもんだ。

おまけに、
「選手をぼっこすな」
「頑張ってくんなせ」
など、ファンからの言葉も新潟弁を交えるなど、芸が細かい!!?

新潟OCアイビスや宇恵監督の奮戦するストーリーがもちろん一番面白いのだが、それはこの際省略する。

新潟県人には地元が舞台ということが最高に楽しい。
しかも、このチームは新潟のチームとなってから2年連続最下位というシチュエーションで、主人公が監督となっている。
新潟ならいかにもありそうだよなあ。

 

私にとっては、著者の作品では、吉川英治文学賞の「ミッドナイト・ジャーナル」よりも、この作品の方が楽しく読めたよ。

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