湊川神社にある楠公会館の午餐会で田結庄 良昭さんの講演を聞きました。田結庄さんは地質学の専門家で神戸大学発達科学部名誉教授です。
印象に残ったのは、二点です。
①津波は波の字に囚われて、寄せては引く海水の山のイメージを持つのは間違い。津波は幅が広くて強大な海水の流れと理解すべき。
②津波の高さしかマスコミは言わないが、被害を受けるのは波の遡上高である。次々流れが来ると、最初の高さに次の波が乗り、最終的には津波の高さの最低でも
1.5倍の高さが来ると想定すべき。防波堤を越えるのは津波高ではなく遡上高である。
楠公会館は湊川神社の垣内にあります。
南海トラフ巨大地震は間違いなく起こると言われた。まさに地震の巣の上にこの列島はあるの感が深い。