東洋経済の内容紹介記事から⇒地震や原発、放射能など巷間にあふれる科学や技術についてのさまざまな情報に、科学者でない素人はどう付き合えばいいのか。
科学者ではない一般人に必要なのは知識量ではなく、科学がどう進んでいき、どのような社会的状況が生じたら病んでいくのかについての知識だと著者は指摘する。
そして科学の健全性をきちんと判断でき、市民として科学・技術についての決定に参加できるような科学リテラシーを身に付けようと説く。
科学哲学を専門にする大学教授が、ニュートンから相対性理論、ニュートリノなどを事例に科学的な考え方の本質をわかりやすく解説。
原発事故のリスクなど、普段の生活に大きな影響を与える科学情報への向き合い方を教える。
学校で「今から君たちが習う物理や化学や生物の授業はこういう概念のもので、学問としてはこういう歴史がある」とかいう説明を先生がしてくれたかどうか記憶にない。
また科学をどう勉強していったら生きる上で楽しいことにつながなるかなども聞いた覚えがない。そんなことも述べた本がこれだ。
親兄弟の内自分以外は全員理系というか技術屋の道に進み、自分だけが高校3年生の時に文系に変わったのは自分ながらいい判断だったが、
無意識の世界では(うしろめたい)気持ちがあるのか、いまだにサイエンスという文字に弱い。新書版ながら考え方見方の基本を説いていて容易には読み進めないが
目からウロコ!の箇所が多くゆっくり頭の体操をしている。