一部引用・・・
■55年前の東京五輪は涼しい10月に行われた
東京オリンピックの開催期間は、来年7月24日~8月9日の17日間で、東京パラリンピックは8月25日~9月6日の13日間である。
そもそも猛暑が懸念される真夏での開催自体が大きな誤りだった。55年前(1964年)の東京オリンピックは夏が終わり、秋風が吹き出す10月10日(後に体育の日)から始まった。マラソン競技では、「はだしのアベベ」と呼ばれたエチオピアのアベベ選手が、アスファルトの甲州街道を走り抜けて話題となった。
なぜ、来年の東京五輪は真夏に行われるのか。それは国際オリンピック委員会(IOC)が夏季(7月15日~8月31日)に五輪を開催できる国を募ったからである。
それではなぜ、夏季なのか。
■米テレビ局からの巨額の放映権料が「夏季開催」の背景
夏季がアメフト、バスケットなど人気のある米プロスポーツのオフ期に当たり、この期間だと、IOCが米テレビ局から五輪中継に伴う巨額な放映権料を得やすいからである。オリンピックはこの放映権料に支えられている。米テレビ局が夏の五輪開催を求めれば、IOCはそれに従わざるを得ないのだ。しかも五輪には関係者に「裏金」が流れる構造があるという指摘もある。
今回の札幌への変更についてIOCは「アスリートファースト」を強調するが、実態はそんな生やさしいものではない。その裏では巨額のオリンピックマネーが動いているのだ。
前回五輪は10月なのに、なぜ今回は真夏なのか #BLOGOS https://t.co/v4jYAR9MV5
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